中国の経済政策はどうなるのか世界中が注目した全人代。 この壇上に指導者が5年前や10年前の中国とは、中国経済が世界の経済に与える影響が全然違います。 なのでこれから中国が経済をどうしようとしているか、この演説の中で繰り返したのは構造改革ということば。 中国経済の減速が鮮明になる中、政府として改革に力を入れていく姿勢をアピールしました。 そして習近平国家主席が就任以来打ち出しているのが中国の夢だ。 これまでの百何十年の間、外国に侵略されてそのせいで貧しくなった屈辱の歴史だと中国人は教え込まれました。
ことしに入って有名な投資家のジョージ・ソロスさん、ことしに入ってからですが中国経済のハードランディングは不可避だと発言しました。 でも構造改革を行うことは共産党が既得権益を持つ、中国では共産党の有力者や官僚が国有企業のおいしいポストについて高収入や賄賂を得ています。 構造改革をしないと経済は失速、ハードランディングするかもしれない、そうすると今まで経済成長で満足していた国民全体が一気に不満に思うようになります。
こちらのイノベーションを起こすにはゾンビになっていない国有企業にもメスを入れる必要があります。 メスを入れられる国有企業も不満が高まるのではないですか。 一方で構造改革をしようとしているのは、もちろん習近平さん聞くところではこの紅二代はかなり団結して構造改革を進めようとしています。 中国では基幹産業の通信とか石油とか巨大国有企業が市場を独占しています。 国有企業のままで世界の一流企業みたいになれるのか。