NHKスペシャル 東日本大震災「“26兆円” 復興はどこまで進んだか」

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この番組のまとめ

それを支えたのが総額26兆円の復興予算。 復興予算は どのような分野にどれだけ使われてきたのか。 独自の調査を基に復興予算を検証しその教訓を探ります。 この復興予算26兆円がどのように使われてきたのかを改めて分析する事で何ができて 何ができなかったのか検証する事にしました。 そこには 将来の巨大災害に備えるための教訓や人口減少など 日本全体が抱える課題を解決するヒントが含まれていると考えたからです。 まず ご覧頂きますのは26兆円のうち14兆円と最も多くを占める26兆円の復興予算の木。

このため 700か所余りでかさ上げや高台移転白い棒は 計画されている宅地や公営住宅の戸数。 山を切り崩し 260世帯を移転させる高台移転事業です。 市が 移転を希望する住民の数を把握し復興関連の工事が集中している被災地。 震災発生直後復興の理念を国に提言した復興構想会議。 これからの時代 人口減少という現実から目を背けずに次は被災地の人々が 生活を再建するために欠かせない産業の振興と雇用の確保です。 事業の再開後復興に伴う工事を相次いで受注このホテルは 震災前から借金があったため一時は再建を断念しました。

そして 被災地の基幹産業水産関連の業種もなぜ 業績が低迷しているのか。 震災発生の翌年地元 気仙沼市で水産加工品の企画販売会社を立ち上げた岩手佳代子さん。 岩手さんから商品の製造を依頼された水産加工会社も販路拡大に期待を寄せています。 今回の予算で特徴的だったのはNPOなどの民間団体への資金の投入が初めて本格的に行われた事です。 予算全体の中では 金額は決して大きくはありませんが被災者支援の予算の中に NPOが活用できる資金があります。 被災地の将来を担う子どもたちの支援にも予算が使われています。