真田丸(10)「妙手」

戻る
【スポンサーリンク】
20:16:18▶

この番組のまとめ

真田安房守が嫡男信幸でございます。 それなる虚空蔵山城は我が小県の北海士淵に接しておりまする。 是非とも 海士淵に城を!海士淵は 虚空蔵山城の ほぼ正面。 しかしながら 先日沼田城と岩櫃城の安堵を徳川様は お約束下さいました。 沼田は 北条が頂く。 上野一国を北条へ渡すという約定ゆえ沼田も北条へ引き渡してくれ。 真田が 沼田城 岩櫃城を含む沼田領を北条に渡すという事はこれだけの領地を一瞬にして失う事を意味している。 徳川様こそ真田と約束下さったはず。 沼田を北条に渡すなど理不尽至極!じゃが…。

今は 家康の顔を立てて北条に渡す!だが いずれは また我らのもとに!嫌じゃ!大叔父上!そもそも亡き御屋形様の命を受け死力を尽くして我らが手に入れた城ではないか!どうしても渡すというならば今すぐ わしを殺せ!ご勘弁を! ご勘弁を!はっ。 真田一門の長老として沼田を含む上野の真田領支配を任されている。 矢沢頼綱以下 城におる者は女子から子どもに至るまで…。 齢七十に近づこうとする頼綱であったが よく戦い北条勢は城に近づく事ができなかった。

真田安房守ご名代のお越しでござる。 上杉方の信濃攻めに備えての城。 徳川と北条が手を結んだ今真田が向こうにつけば虚空蔵山城はおろか 北信濃を全て失う事にもなりかねませぬ。 うわっ!ご安心下さい!源次郎様が 間もなく北条を追い払ってくれまする!何?油断するな! 敵は真田ぞ!えい!お~!えい!やめ~!やめ~!若様!引け!引け!勝ちどきをあげよ!勝ちどきをあげよ!えい! えい!お~!猿芝居じゃ…。 真田が虚空蔵山城の上杉を攻めたという知らせは瞬く間に各地に伝わった。