第70回全日本体操選手権「男女・個人総合」~代々木第一体育館から中継〜

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この番組のまとめ

体操のオリンピック代表選考は今日の全日本選手権から始まって、来月のNHK杯。 男子は世界選手権個人総合金メダルの内村選手がすでに代表に内定しています。 内村選手に次ぐ代表争い齋藤さんは、どういうふうにご覧になりますか?やはり加藤凌平選手田中佑典選手が有力ではないかと思います。 今、画面ではロンドンオリンピック代表の田中佑典の表情をとらえています。 それからロンドンオリンピック代表の加藤凌平。 この加藤凌平選手そして田中佑典選手の2人に代表選考会に臨む意気込みを聞いています。

今年の全日本体操選手権男子の解説はシドニーオリンピック代表新潟・加茂市新潟経営大学准教授体操競技部監督の齋藤良宏さん。 代表選考会を迎える気持ちは齋藤さん、現役時代を振り返っていかがですか?やはり世界選手権とは違うオリンピック独特の雰囲気があるので選手たち、緊張していると思いますが頑張ってもらいたいですね。 今日の全日本選手権そして来月のNHK杯6月の全日本種目別選手権3つの大会が選考対象になりますがまず内村選手ともう1人の代表が来月、決まります。

どういう狙いがあるんですか?やはりオリンピックに向けて合宿を積み重ねる中で痛いところが出る選手けがもゼロではありませんのでぎりぎりまで引っ張って7人から5人に絞りベストな状態で日本団体は戦っていくんだと思います。 全日本選手権の決勝を戦う男子36人、女子24人の選手が戦いの舞台に入ってきました。 水鳥寿思さんはリオデジャネイロオリンピックに臨む男子の日本代表のそして金メダルのとり方そういったものを伝えていると思いますね。

全日本選手権は内村航平選手はただ1人予選を免除されています。 ですので、今日の全日本選手権でもう半分決まってしまいます。 今日の全日本選手権の重要性改めて、齋藤さんどういうふうに見たらいいんでしょうか?1日だけの試合ではなくて来月、そして最後の最後の代表選考も含めてスタートという意味で非常に大事な試合になってきますね。 そこでは団体戦を見据えて得意種目がある選手団体戦で高い得点が期待できる選手が萱は、2班。 萱は一番得意な種目から全日本選手権が始まるということになりますね。

ロンドンオリンピックの代表です。 2大会連続のオリンピックを目指す26歳、田中佑典です。 おとといの予選もゆかから始まって少しミスが続いてしまったんですが今日はその辺り改善をしてきた田中佑典。 E得点の目安神本、野々村の演技をご紹介しましたが8点台後半取れればまずまずということでしょうか。 田中佑典と同じく2大会連続のオリンピックを目指します。 加藤凌平選手と同じ技で入ってきます。 宙返りの同じ演技構成になっています。 ここまで実施している選手の中では最も難しい演技構成です。

白井選手、萱選手と同世代で将来、日本を背負っていくそういう強さがこの演技から見られましたね。 おととしの高校総体では個人総合白井健三を破ってチャンピオンに輝いている選手。 去年の世界選手権種目別あん馬の銅メダリストです。 去年の世界選手権の団体決勝でもこの跳馬、15.066をマークしたというこの跳馬で最初、いい演技を終えています。 村上茉愛も個人総合で代表入りを果たしたいと大会前に話していました。 世界選手権の個人総合にも出場しました。

世界選手権の代表にも選ばれた杉原愛子です。 去年の世界選手権では最初は補欠にも選ばれていませんでした。 2013年と2014年全日本のタイトルをとっていますが去年は寺本明日香が優勝してます。 去年の世界選手権団体5位。 どんな印象で見ていますか?杉原選手昨年優勝して、同年代の選手にいい刺激を与えてくれたと思います。 同じスポーツクラブでトレーニングを積んでいる先輩の寺本明日香と今、少し話をしていました。

14.100、段違い平行棒です。 第1班、2人目段違い平行棒、村上茉愛です。 比較的苦手にしている段違い平行棒と最後はムーンサルト、D難度。 得意としている跳馬以外3種目のDスコアを去年より大幅に上げてきました村上茉愛。 大学では平均台と平行棒を特に強化してきたという村上茉愛です。 この段違い平行棒に特に力を入れてきましたという躍動感がありますしいい演技をしましたね。 予選は14.100だった段違い平行棒ですが上村さん、どうでしょうか。

1種目めの跳馬も14.800という高い得点を残した小池亜優です。 2種目め、平均台です。 少し緊張しているかなという部分が見られましたが年々強化してきたという村上茉愛の平均台です。 このあと平均台を終えますと最も得意としているゆかが待っている村上茉愛です。 3種目めの平均台2人目土橋ココです。 最後の下り技かかえ込みの2回宙返りはただ得意の平均台、持ち味を出したといっていいでしょうか。

昨年の世界選手権前になってけがのある選手痛いところのある選手が出てきましたのでぎりぎりのところまで合宿を積み重ねてベストな状態で日本団体が戦えるように戦略を打ってきたんだと思います。 NHK杯そして6月の種目別選手権などの成績をもとにさらに4人を選んで合計7人が代表候補。 平塚学園高校4月、2年生になりました河崎真理菜です。 そして先ほどの河崎真理菜の平均台です。 平均台、自信があると本人も言っていましたのでよく落ち着いてできていたと3月の全国高校選抜大会では個人総合で準優勝。

あれから4年たって20歳になりました寺本明日香です。 1種目め、2種目めそして3種目めいずれも演技が終わってトップです、寺本明日香。 やはり今日の試合、非常に大切になってきていますので現在トップは寺本明日香、43.250。 上村さん、コーチの坂本さんができれば1点以上の差をつけて最終種目にいきたいと言っていましたが0.6の差、どう見ますか?トップの寺本明日香とは1.3の差。 寺本明日香、トップ2位、村上茉愛3位、杉原愛子。 そして、4番目が寺本明日香。 最後に登場が予選トップの村上茉愛です。

演技構成をやや変えて臨んでいる高校2年生です。 リオデジャネイロオリンピックに向けてということになりますと予選ではラインオーバーを2回してしまったので決勝では意識したいと話していましたね。 最後のフィニッシュは後方かかえ込み2回宙返りこれも丁寧な着地です。 高校2年生初めて全日本決勝の1班。 しっかりと着地まで意識したいということも言っていましたので意識した演技ができていたように第1班は大学生2人高校2年生が4人という顔ぶれで今年の全日本のタイトル争いが始まりました。

この、ゆかで11.300以上を出せばトップに立ちますが恐らく最後の村上茉愛がミスがなければ14点台後半を出してきますので2回ターンになってしまっていました。 寺本明日香の得点です。 トップとの差寺本明日香とは15.350。 後方伸身宙返り2回半ひねりから前方伸身宙返り1回ひねり。 今年の全日本女子最後の演技は村上茉愛です。 現在トップは寺本明日香です。 現在トップ、寺本明日香2位、杉原愛子。 寺本明日香をとらえるには14.650。 連覇を目指す寺本明日香を追いかけて最後の演技者でした。

4種目終わって2位につけています。 5種目め、1班は平行棒2班は鉄棒です。 大学2年生順天堂大学の萱和磨。 これから5種目めの鉄棒です。 その後の種目の動きを見ているとまだまだ、集中力を保っていますのでこの鉄棒でもいい演技が期待できると思います。 萱和磨、5種目めの鉄棒の演技でした。 5種目めは平行棒。 4種目めの跳馬では得意の大技序盤のミスは立て直していますか。 4種目めの跳馬で着地で手をつくというミスがありました。 そして、5種目めの平行棒もちょっと内村らしくない…。

そして谷川航の平行棒です。 1班の平行棒、2人目は日本体育大学4年、神本雄也。 平行棒はおととしのインチョンのアジア大会で種目別の金メダルを獲得している得意種目です。 神本選手の平行棒そしてつり輪が得意種目であるんですけど日本チームの弱点種目といわれる中国との差が開くといわれている種目で強みを持っている神本選手。 平行棒は得意種目です。 おとといの予選ではこの平行棒は15点台。 全体でも3位という高い点数を上げている得意種目ですが。 おとといの予選では平行棒16点をマーク。

齋藤さん序盤の種目、ほかにも上位の有力選手でミスが比較的目立っている今大会ですがその代表選考会の緊張感があるんでしょうか。 ここで一気にジャンプアップしました田中佑典。 鉄棒も得意種目にしていますのでさらに、上げてくる可能性があります。 そして、4種目を終えて2位タイ、加藤凌平です。 コナミはこの平行棒に凌平選手のお父さんの加藤監督が補助についているんですけれども棒下ひねりが決まってくれればと平行棒の見通しを話していました。 加藤凌平の平行棒の点数が場内に出ました。

優勝したとしますと来月のNHK杯での代表枠1つ決まるという個人総合最上位は2位の選手となります。 順位という部分では点差は本当にミスが出た場合そして得意種目で高得点を取った場合一気に入れ替わる点差でもありますし。 得意の鉄棒最終種目ということになります。 憧れの1班で演技できる喜びを感じて楽しく演技したいという今大会の意気込みだった谷川航です。 平行棒と鉄棒で悔しい演技だったと思うんですけれども。 白井健三選手、萱選手。 アテネオリンピックの団体金メダリスト冨田洋之コーチの指導を受けている谷川航です。

齊藤優佑と並んで89.250でトップタイ。 昨シーズンは、けがもあって本来の演技構成を実施できなかった、野々村。 おとといの予選トップだったのが加藤凌平。 野々村笙吾、来月のNHK杯でこれはこの人の高い演技構成でもかなり難しい数字です。 田中佑典、トップに立つには16.650。 内村航平がトップに立つには14.350が必要。 これは内村の演技構成では十分、お釣りのくる点差です。 この加藤凌平がトップに立つには15.300が必要という先ほど表示がありました。

昨シーズンよりも大きく難度を上げた加藤凌平の鉄棒。 5種目はほとんどミスらしいミスがなかった加藤凌平。 そして内村航平がこのあとの鉄棒で14.350以上を出せば白井健三を得意のゆか、跳馬白井健三には届かず。 内村の着地!大会9連覇を確実にした内村の演技に白井健三も拍手を送ります。 去年の世界選手権種目別の鉄棒で金メダルを獲得したのと同じ演技構成で演技を通してきました。 前人未到の大会9連覇なるかという内村航平。 ただ1人90点以上をマークして内村航平選手、9連覇。

リオデジャネイロオリンピック代表選考の第1関門全日本選手権。 このシチュエーション齋藤さん、どう見ますか?あまり想像していなかった順位なんですけどやはり日本の代表選手としては絶対必要だと私は思いますしここまでグッと上がってくるとは本当にそして、6月の全日本種目別選手権を終わった時点で残り3人の代表も決まります。

そして女子は全日本初優勝です。 まずこのタイトルをとって今率直にどんな思いですか?中学生のころからこの全日本の個人総合に出ているんですけどいつもミスが出たり思うような試合ができずに自分の納得のいく試合がずっとできてなかったんですけど。 最後は0.6点差を追いかける展開でゆか、最終演技だったんですがどういう気持ちで臨んでいきましたか?去年、1年間でとことん練習してきたので。 初優勝の村上茉愛。 では、ここでまず村上茉愛が初優勝した女子の演技、大会を振り返っていくことにします。 村上茉愛、初優勝です。

村上選手らしいダイナミックなパワフルな演技構成でした。 4種目め、ゆかで逆転をしてこの全日本個人総合初めてのタイトルです。 寺本は3種目終えた時点ではトップに立っていましたがもう少しリードをしてゆかに臨みたかったという寺本明日香です。 寺本明日香跳馬から振り返りましょう。 段違い平行棒さらに、3種目めの平均台も、うまくまとめてトップで0.1ですからこの点をそのまま持って杉原愛子の姿もとらえています。 宮川紗江は平均台で落下があってかなり苦労しましたが最後の種目跳馬で巻き返してきて7位タイ。

NHK杯に向けて立て直しますと言葉すくなですが、内に闘志を今日の点数を持ち越してそこに来月、NHK杯の6種目の合計点を足して内村航平を除く最上位の選手がまずオリンピックの代表に決まります。 男子の解説は新潟・加茂市新潟経営大学准教授体操競技部監督シドニーオリンピック代表の齋藤良宏さんでお伝えしてまいりました。 それからリオデジャネイロオリンピックの代表争いということでいうと明日からは競泳の代表選考会の模様もお伝えすることにしています。 オリンピックイヤー第70回の全日本体操選手権。