NHKスペシャル 老人漂流社会「団塊世代 しのび寄る“老後破産”」

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この番組のまとめ

国の調査では 介護が必要な親がいる団塊世代は 28.7%。 東京への通勤圏として昭和40年代に大規模な団地が 相次いで建設された このエリアには今も 多くの団塊世代が暮らしています。 私たちは 埼玉県のこのエリアを取材して団塊世代の実像に迫る事にしました。 年金だけでは暮らしていけない高齢者を私たちは 老後破産と呼んでこれまで取材してきましたが1,000万人という人口規模の団塊世代に老後破産が広がると親世代 ジュニア世代にも大きな影響を及ぼしかねないのです。

団塊世代の中には 老後の蓄えを十分に築けなかった人が少なくありません。 世代別の賃金を比べると団塊世代より上の世代は退職まで賃金が上がり続けます。 ところが 団塊世代は40代半ばで バブル崩壊に直面。 介護施設の費用を払うとヨシ子さんの年金は手元に残りません。 横浜の介護施設にいる母親のもとに通うためには1回5,000円ほど かかります。 毎月 片道2時間半かけて母親の介護施設に通っています。 団塊世代が直面する老後の現実です。

団塊世代は親の世代 子どもの世代をギリギリで つなぎ止めている世代だと指摘しています。 そういう意味では団塊世代が いわば家族の最後のとりでとして適切な支援というものが必要だろうと思いますね。 言ってみれば そこを支えないと日本の家族というのがバブル経済の崩壊以降長引く不況が団塊世代に格差を生じさせたと指摘しています。 40代まで自営業をしていた青山さんの年金は月額8万円。 団塊世代の親はおよそ半数が 農家や自営業者。 青山さんは 毎朝30分訪問介護のサービスを利用しています。