クローズアップ現代+「“連鎖”大地震 いのちの危機~現場からの最新報告〜」

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この番組のまとめ

先ほど9時前に起きた震度5強の地震については、これは被災地へ救助に向かうヘリコプターから撮影された映像です。 今夜は、熊本市出身で、政治学者の姜尚中さんと、災害担当の菅井デスクとお伝えします。 県立劇場の館長で、東京と熊本の間を往復してるんですけども、そのときは仕事で、そして夜の9時26分だったでしょうかね、大変な衝撃的な地震が起きて、私自身もびっくりしました。

緊張と不安と悲しみとずっと向き合い続けなければいけない皆さんの4日間というのをご覧いただきましたが、姜さん、いかがでしょうか?震災が継続中に、この災害弱者っていうんでしょうかね、つまり高齢者の方や子どもたちにこういう映像が撮れたっていうのは、東日本大震災も阪神・淡路大震災もなかったと思うんですね。

これは、専門の研修を受けた建築士などが、家々を回りまして、その建物が入って安全かっていう、応急的な判定、検査みたいなものなんですけども、実は先週、地震のあと、ところがそのあと、大地震が起きてしまいましたので、作業が中断していたそうなんです。 先ほども震度5強の地震がまたありましたけれども、その避難の経路、いざというときにどういもしれませんけれども、やはり靴を履いたまま、家に上がったりとか、そういう形で、熊本赤十字病院です。 地震発生からの4日間で、1300人の患者が運ばれてきました。

熊本県益城町の避難所の一つ、総合体育館です。 避難所以外にいらっしゃる方もいるので、なかなか目が届きにくいかもしれませんけれども、ここはぜひ、声をかけ合っていただいて、様子が変わった人がいたら、やはり遠慮なく支援を求めるということをぜひやっていただく必要があると思います。

熊本県阿蘇地方で最大震度5強の地震が発生しました。 菅井さん、これはどうまとめてくださいますか?引き続き今回、阿蘇地方の地震でしたけれども、熊本県から大分県にかけて、活発な地震活動が続いているということ、それから、阿蘇山の火山活動についても言及がありましたけども、これについては、その火山の近くで地震が起きると、当然、厳重な警戒、監視を行うわけですけれども、そういったことをしても、特段の変化は見られていないということを説明したようです。

ただ、一つ、今回、九州の広い範囲で起きてる地震というのは、あくまでもおとといの未明に起きたマグニチュード7.3の地震の影響なんですね。 ただ、これ、規模は確かに大きいんですが、5年前の東日本大震災を引き起こしたマグニチュード9の地震に比べますと、そこまでの規模の影響はないと。 視聴者の方からこのまま東のほうに広がっていくのかとか、日奈久断層という、南側の断層の辺りで地震が集中して起きていきます。

南海トラフのほうはこれまで100年から150年の間隔で起きてきましたので、早ければ今世紀の前半にも、次の巨大地震は起きるというふうに懸念されてるんですけども、過去の地震の前の時代を見てみると、つまりこれ、ずっと押されてるわけです、日本列島は強い力で押されていますので、内陸でむしろ地震が多発するということが、先行して起きるということが見られています。

熊本市内の陸上競技場です。 ここは熊本市の支援物資を集める拠点になっていて、全国各地から届いた、食料や毛布などが山積みになっています。 寄せられた支援物資は、いったん、陸上競技場で降ろされます。 ここで仕分けされ、各地区に向かうトラックに載せ替えて避難所に送られる流れになっています。 また、益城町の運送業者を訪ねると、20台ものトラックが使われずに止められたままになっていました。 熊本市では、大人用のおむつ、さらにあす朝にかけては、益城町は6度まで冷え込む見込みで、毛布や医療を求める声が多く聞かれました。