そなたは殿下の覚えも めでたくかの真田安房守の息子とあれば家柄も申し分ない。 今後は 馬廻の一人として殿下をお守りせよ。 という訳で真田源次郎信繁。 源次郎様のそばにいたいんですよ!だから いなくていいんだ!なら 勝手にすればいい!石田様に頼んで供をつけてもらう。 長い間 お世話になりました!♪~馬廻衆は 本来は 戦場において大将を守る直属の護衛隊である。 十中八九 虎之助さ。 加藤清正殿…?ゆうべ 虎之助がやって来て権三を飲みに連れ出した。
孫七郎。 孫七郎は 相変わらずうそが苦手ですね。 孫七郎は女には手が早いからな。 そこ ちゃんと聞いてたか?すばらしいです!…で私は 何をすればよいのですか?関白秀吉の妻が 直々に世話をするというのが大事なのだ。 それで 権三の代わりに 新しく源次郎が加わったという訳だ。 源次郎殿これから よろしく頼みますよ。 加藤清正 福島正則 加藤嘉明片桐且元 脇坂安治 糟谷武則。 石田様! 上杉様は 本当に真田と縁を切られたのですか?縁を切った訳ではない。
たとえ 上杉であろうと殿下には逆らえなかった。 殿下は 本気で真田を潰そうとは思っておられぬ。 これは これは 源次郎殿。 今日より この者馬廻衆に加えられました。 殿下も お忙しいお方だよなあ。 正直 どう思った?何がですか?殿下だよ。 まっ 選んだのは 十中八九殿下ではござりませぬが。 殿下が戻ってこられます。 殿下も いらっしゃる所で。 この事 殿下のお耳には入れぬ方がよいかと。 お留守の間に 私がお目通りしたとお知りになれば殿下は面白う思われないと存じます。 真田源次郎。
徳川家康が大軍勢を集めているという情報が真田昌幸のもとに もたらされた。 源次郎に 秀吉をとりなしてもらうのでござる!源次郎。 きっと そうだ! お前 死ぬぞ!死ぬぞ!殿下のお許しなく家康を信じてはなりませぬ!何ゆえ そう思う?少しは信じられるやもしれぬが。 家康から 真田を守るための詭弁のようにも聞こえます。 御免!殿下~! 石田様〜!もっと もっと真田の値打ちを高めるのじゃ。 人質ではないですか!2人は いい仲?殿下と家康の仲立ちをおぬしに頼みたい。