今日の女子の競技は北京オリンピック代表上村美揮さんの解説リポート横井健吉アナウンサー。 このNHK杯先月、行われた全日本選手権個人総合4種目の得点を持ち点として今日の4種目の得点を合算して、順位が決まります。 0.1の差でロンドンオリンピック代表の寺本明日香。 それから、今日のNHK杯のメンバーの中ではただ1人のロンドンオリンピックの代表となりました寺本明日香。 それでは、今日のNHK杯成績上位の6人で構成される1班の演技を中心に優勝争いさらには代表候補争いをお伝えしていきます。
上村さん、このNHK杯代表争いということで考えますと現時点での順位上位6人の選手たちです。 さらに、演技の完成度を10点満点から減点していくE得点、その合計で表されます。 現時点で全日本選手権終わった時点で3位につけていますので1班の跳馬2人目。 ロンドンオリンピック代表中京大学3年生になりました寺本明日香。 このあとは全日本の女王、村上茉愛が演技を行います。 先月の全日本選手権では出来栄えを示すE得点が9.0。 その全日本選手権を上回ってきました。
早くから将来の代表入りオリンピックの代表入りを期待されてきた選手の1人です。 今年のNHK杯女子の競技の模様は北京オリンピック代表現在は、朝日生命体操の指導をなさっています上村美揮さんでお伝えしています。 来月行われる全日本種目別選手権をありませんでしたがいかがでしたか?非常に完成度の高い演技になっていました。 代表選考会特有の緊張感というのはどうでしょう?選手、非常に緊張した表情をしていますが自分の力をしっかりと発揮してほしいと思います。
その代表入りに向けて特定の種目に強みを持ったスペシャリストたちにもご注目ください。 総合的な力に加え、特定の種目で高得点が出せる選手も全日本選手権は17位と出遅れましたが得意の平均台で高得点を出せば代表入りも見えてきます。 4種目まんべんなく強いオールラウンダーだけではなく団体戦では特定の種目に強みを持ったスペシャリストの存在も上位進出には欠かせない存在です。
NHK杯、出場選手の中ではただ1人のロンドンオリンピックの代表です。 そして、杉原がただ1点以上の差がありますのでこの1点以上の差というのは選手たちにとっての大きさというのはどれぐらいの感覚がありますか?このあと平行棒、平均台落下のある種目になるので落下してしまうと逆転もありますので本当に何があるかわかりません。 オリンピックの代表選考をかけた1種目めを終えてロンドンオリンピック代表の寺本明日香がトップに立ちました。
そして、1班の選手はこれから段違い平行棒ですが2班の選手は平均台に入っていきます。 平均台、得意の選手をもう1人、ご紹介しましょう。 途中、E難度のジャンプで落下がありました1種目終えてトップに立った寺本明日香です。 得意種目にしては不本意な得点ということになりました。 1種目終えた時点で寺本が村上につけた差は0.15です。 村上は、この段違い平行棒は4種目の中では一番苦手な種目。 やはり寺本明日香よりは段違い平行棒ラストのムーンサルト。
このあと河崎は段違い平行棒全日本選手権ではトップの成績をマークしています。 先月の全日本選手権は段違い平行棒の得点河崎がトップ、2位が内山。 このあと小池、あるいは河崎、内山がすばらしい演技をすれば最後に段違い平行棒を行う杉原にとってはいくらかのプレッシャーになるかもしれません。 段違い平行棒のスペシャリストの演技が2人、続きます。 それが難しい場合には来月の全日本種目別選手権を終えた時点での団体戦を想定したプラス4人の代表候補に入ること。
先月の全日本選手権は14.300という全体で2番目に高い点数をマークしました。 今日のNHK杯、上位3人がまずリオデジャネイロオリンピックの代表候補に決まります。 残り4人は来月の全日本種目別選手権が終わった時点で最も高い点数を期待できる選手がさらに4人代表候補に選ばれます。 全日本選手権よりも1種目を終えて、トップとの差が2.2に開いています。 14点近い点数を全日本選手権ではマークしました。 全日本選手権以上の得点を出してこの時点で6位。
1点台に広げるとなりますと現時点で0.6ですのでこの平均台でさらに0.4ポイント差を広げられれば優勝争い、かなり優位と寺本選手の陣営はそうみているようですが。 この平均台優勝争いを分けるポイント上村さんは、どのようにお考えですか?やはり落下のある種目ですので攻めていかなければいけないけれどミスは許されない非常に繊細な種目です。 平均台、村上は全日本選手権と同じ構成を予定しています。 一方、寺本明日香は全日本選手権0.1ポイント差で敗れたことを踏まえてこの平均台に関しては難度を上げて臨むことになっています。
この平均台も得意種目にしています。 その大事な平均台で落下。 内山は、2種目を終えた時点で3位の杉原との差が1点ちょうど。 全日本選手権の得点を見ますと杉原と内山は平均台の得点は、ほぼ同じでした。 ただ、上位の選手に落下が相次ぐ中で杉原にも緊張感が伝染するなんてことが村上、そして内山平均台で上位陣に落下が続きました。 寺本は全日本選手権では平均台、全体トップ。 平均台に関していうと14点台を取った選手が全日本選手権ではいなかったということになります。
3位争いも見据えながら得意種目で点数を伸ばして最終的には団体戦のメンバーで代表に入りたいと考えている選手です。 この人も得意種目、段違い平行棒や平均台で高い点数をマークして来月以降に代表入りの望みをつなぎたい選手の1人です。 高校生の小池河崎から始まって内山、杉原、そして寺本明日香最後に全日本の女王村上茉愛と続いていくゆかの演技構成。 寺本明日香は3種目を終えた時点で2位との差が2.5ポイント。 全日本選手権では村上のほうがゆかの点数で寺本を0.7上回りました。
しかし内山はNHK杯に向けてゆかの演技構成をかなり、上げて臨むという事前の話ではそういうふうに聞いています。 全日本選手権のときよりD得点を0.4ポイントほど上げようとしています。 ジャンプといったダンス系の要素を織り交ぜてアクロバットは、最大で4つまでシリーズを入れることができます。 初めて臨む、オリンピックの代表選考会。 全日本選手権よりは難度を上げています。 3位を追いかける中で全日本選手権よりも難度を上げました。
初めてのオリンピック代表候補入りに向かって最後のゆかの演技。 オリンピック代表候補入りが近づいてきました。 オリンピック代表候補入りがこれでほぼ間違いなくなりました。 この時点でトップに立てばリオデジャネイロオリンピック代表候補に決まります。 しかし、オリンピックの代表候補入りがゆかで14点台を全日本選手権でマークしています。 本来の演技を3人そろえれば杉原、村上、そして寺本の3人がオリンピックの代表候補に今日、決まるというNHK杯の最終盤の戦いです。