第55回NHK杯体操~リオデジャネイロ五輪代表選考会〜「男子個人総合」

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この番組のまとめ

今日の放送、ゲストにはアテネオリンピックの団体メンバー、この春で現役引退された塚原直也さんに後ほど放送席に加わっていただきます。 解説はシドニーオリンピック代表新潟経営大学准教授体操部監督・齋藤良宏さんアナウンサー実況・松野リポート笠井でお伝えしてまいります。 リオデジャネイロオリンピックの体操の代表の枠は5つです。 このうち、世界選手権の個人総合チャンピオン内村航平は決まっています。 4月の全日本選手権と今日の得点の合計で内村を除く得点最上位の選手が代表に選ばれることになっています。

全日本選手権上位6人の選手は1班で演技を行います。 全日本との合計得点で内村を除く最も得点の高かった選手がリオデジャネイロオリンピック体操日本男子2人目の代表に選ばれることになります。 今のように一定の難度以上の技をこのアクロバットでつなげるとボーナスポイント加点を得ることができます。 ゆかは、1分10秒の演技の中でアクロバットそれから体操の要素倒立などの要素を合わせながら演技を行っていきます。 内村とともに1班を戦える喜びを感じながらオリンピックでもともに戦いたいそういう話をしていた齊藤優佑。

こういったところで団体を組んだときにより高い得点が期待される貢献度この辺りもしっかり狙いながらリオデジャネイロを目指していきたいのがこの神本です。 松野さん、このあとに演技をする加藤選手なんですが白井と田中佑典同じ班の1班の2人をライバルとみていますね。 加藤凌平の場合には齋藤さん選手のタイプとしては6種目すべてで平均的な得点が取れるタイプですね。 さあ、加藤凌平です。 この辺りを前半でリードしておきたいというのが加藤凌平。 自分の持ち味は姿勢の美しさミスのなさこの辺りを見てほしいという加藤凌平。

加藤凌平選手のゆかの今の構成も非常に高い演技構成なんですが白井選手はそれ以上。 加藤凌平選手の点数がまだ基準になってくると思います。 世界選手権、個人総合6連覇中。 内村選手もこの前の全日本選手権で跳馬で左足首、さらに平行棒で右の足首を痛めました。 去年の世界選手権金メダルメンバー。 やはり田中佑典選手といえばこうした倒立もそうですがこの姿勢の美しさですね。 美しい体操、日本の体操は美しいといわれていますけれども田中佑典選手がナンバーワンといってもいいと思います。

去年の世界選手権では団体金メダル。 いわゆる貢献度団体で高い得点を取る組み合わせという意味では萱選手も大きな候補の1人ですね齋藤さん。 あのアテネオリンピックの団体金メダルのメンバー。 アトランタオリンピックから3大会続けてオリンピックに出場されました。 シドニーオリンピックでは今日、解説の齋藤さんとともに日本代表として戦ってきましたけどどうでしょう、塚原さん最終選考会の緊張感は今でも思い出しますか?思い出しますね。 齋藤さん、去年の世界選手権で日本はあん馬で中国を大きく引き離して金に近づきましたね。

世界選手権では決勝でチームのあん馬のいわゆる1番手を務めた加藤凌平です。 加藤凌平選手本人に聞くとというんでしょうか。 加藤凌平としてはスタート2種目すばらしいですね。 前半の詰まりが1箇所あったんですが旋回のスピードがしっかりありましたので乗り越えて、さすが白井健三選手だなと思ったんですが最後のポメルの握りが少し、甘かったですね。 この時点で加藤凌平との順位がひっくり返りました。

ロンドンでも、世界選手権の決勝で最終種目のあん馬の終末技でミスが出てしまいました。 齊藤優佑選手はゆかの1番手からあん馬、ラストということで早く、このあん馬を終わらせたい気持ちを考える時間が長かったと思うんですがそこをうまく気持ちと体をコントロールしていい演技につなげました。 ここまでの1班の中での順位を見てみますと8連覇を狙う内村が独走してそして、オリンピック争い内村を除く最上位に加藤凌平が上がってきました。

つり輪では、ここ最近もいくつか編み出されてきましたけれどもこういった日本のつり輪なかなか中国辺りとは差をつけられていますがこうした選手の存在はこれから、ぐんと得点を伸ばす可能性も大きい神本雄也に意気込みを聞いています。 内村に聞くと、神本辺りはやはり自分のあとにまた体操日本の個人総合を引っ張っていってほしい存在。 このあとの4種目のうち3種目が得意種目ということだったのでこの前半の2種目を乗り越えた部分では非常にいい流れで得意種目にきたのではないでしょうか。

1日でも早く復興できるのを願っていますというのは内村航平選手です。 さらに白井健三選手も僕たちができることは限られているけれども少しでも早い復興を願っています。 すばらしい実施でこのあとの選手にプレッシャーをかけながらという加藤凌平です。 待つ田中佑典の表情も映りましたがこうやって、演技を行っていくと塚原さんあとの選手に十分プレッシャーを与えていくそんな演技になっていきますか。 現在は、加藤凌平がその資格を2種目終わった時点では持っています。 田中の最後2種目の得点を考えると加藤凌平、14.450。

今日も強さを見せている内村航平の3種目め。 内村航平選手のつり輪も15点というラインには少し厳しいところにはあるんですがそれに近い点数を狙っていける実施が求められますね。 内村航平に塚原直也さんについて話を聞いたんですがここまで向上心を持って体操ができたのも直也さんが演技で体操界を引っ張ってくれている姿を見ていたからだと。 2種目終わった時点では上にいる加藤凌平との差が0.8。

チームメート、昨日は女子で戦った笹田夏実、さらにオリンピック代表候補に決まった村上茉愛の姿も先ほどありました。 初めの中水平の表現はこれまでの選手と違う表現が見られましたし半ばの、中水平に持ち込むほかの人とは違うオリジナリティーがありました。 つり輪、さらに平行棒鉄棒も高い難度を後輩の白井健三があれだけ、ゆかで練習をしている。 その注目を引っ張ってきたのは内村であり世界チャンピオンになったゆかの白井でありさらに、そのメンバーたちとこれからオリンピックを戦っていくであろうこのメンバーたちのしれつな戦いです。

この1班の中でも、内村航平白井健三内村のリー・シャオペンですが全日本のときには、あまりうまくいかなかったと。 今日は跳躍板ではねる手前で側転するとき手をつくところがポイントでそのとき、あん馬方向に体が突っ込みすぎないのが大事だと話をしています。 まず、白井健三は自分の名前がついた技いい実施が出ると思います。 田中佑典選手の瞬発筋脚力の強さがこの跳馬で生きてきます。 加藤選手を指導する加藤裕之監督に聞いたんですが田中佑典はやはり後半強いので今リードしているけどどうなるか分からない。

着手の少し頭の低い姿勢は減点対象になりますけど着手のときの体の姿勢、足もしっかりそろっています。 田中佑典です。 ドリッグスをするのか半分少ないアカピアンにするのか。 ここは我慢なんだというのを自分に言い聞かせたアカピアンだったと思います。 もう半分、田中佑典はひねれれるんですがこの辺りが、塚原さん戦略ということになってくるんですね。 残り2種目、絶対の自信を持っている田中佑典です。 この時点で田中佑典の上に白井健三がいきました。

加藤凌平選手は入りでも足を開かないんですね。 2013年の世界選手権のあん馬の金メダリスト。 ただ、団体への貢献の度合いを表す得点でいうと全日本で15.7という得点をマークしていますのであとは6月の種目別選手権に代表をかけるということになります。 中国をオリンピックの団体決勝でいうとあん馬で引き離したいというとはありますし最近力をつけたイギリスがあん馬に非常に力を持っているんですよね。 文字でもご紹介していますが去年ロンドンの団体決勝跳馬での骨折があって今日、代表に決まります。

リオデジャネイロオリンピック代表選考会を兼ねたNHK杯。 今日は放送席のゲストにアテネオリンピック金メダルのメンバー塚原直也さんにゲストとしてお越しいただいていますがやはり冨田選手の鉄棒の着地の瞬間というのはどうでしょう、鮮烈に覚えているんじゃないですか。 さらに今度のリオデジャネイロを目指していく選手たち体操日本男子の強化本部長監督を務めるのが同じくあのときのメンバーだった水鳥寿思さん。

田中佑典が全日本は平、鉄合わせて32.05でした加藤凌平が30.25。 現在、2位の加藤と田中佑典の差が1.2なんですが全日本のときを考えるとラストの2種目で田中佑典と加藤凌平の差がどちらも実力を出し切っても分からないというような点差だと思いますね。 まず内村が高得点、流れを作ってこのあとは、田中佑典です。 全日本選手権でこの平行棒16.050という高得点をマークしました。

解説、齋藤良宏さんでリオデジャネイロオリンピックの選考のNHK杯体操をお伝えしています。 田中佑典選手や内村航平選手も15点後半から16点という点数がこの平行棒で出ていますがそれ以外の選手も14点後半から15点という点数をキープしていますので。 やはり、代表争いであったり貢献度の意味合いではこれまで、ゆかと跳馬この2種目というところが多かった白井ですがこのところ、強化をして平行棒でも十分に戦えるレベルまで上がってきました。

去年のイギリスグラスゴーの世界選手権で金メダルのメンバーに輝きましたが、ただ、田中佑典は実は、この得意の種目で落下失敗がありました。 その内村を除いてこのNHK杯が終わった時点で最も高い得点を取った選手がリオデジャネイロに2人目として代表に決定します。 最後の、オリンピックを争う最後の鉄棒に臨む選手の気持ちというのは気持ちの中身を想像するにどんな心理状態でしょう。 たくさんの悔しい思いをしながら自分の演技をすればコールマン、つかんだ!このあとは田中佑典選手の持ち味のひねり系の技が続きます。

塚原さん、この演技この土壇場で離れ技のバネの合わせというのがドンピシャで、非常にいい位置で持っていたので。 またこれから塚原選手はそういう選手を育てていく立場になりますね。 6月の種目別選手権が終わった時点でNHK杯で5位以内さらに12位以内15.950。 今日の6種目全体の流れとしては非常にいい流れできていましたし得意の平行棒でテンハイビンDスコアを上げての構成がやりきれなかった部分はあったんですが。

リオデジャネイロオリンピック代表決定!ここまで競るとは、ちょっと想像してなかったですね。 内村に次ぐオリンピック代表加藤凌平。 そして、その横、加藤凌平オリンピック代表を2位以下を4.5以上離して内村航平がNHK杯8連覇を達成しました!今、加藤凌平お父さんと抱き合いました。 リオデジャネイロオリンピック代表加藤凌平も、2人目、決定。

この差で塚原さんオリンピックが決まりました。 先ほど齋藤さんからあった3人というのはオリンピックの団体決勝は各チームが5人エントリーする中で決勝で演技するのは1種目3人なんですね。 加藤凌平がリオデジャネイロオリンピックの代表に決定しました。 まだまだ、これから細かいところを修正していきながらリオオリンピック本番には今日よりもっといい演技をしなければいけないので。 先ほどオリンピックの話もありましたが2人目が決まりました。

優勝しました内村航平選手でした。 塚原直也さんにはこのあと代表に決まった2人へのインタビュー、そちらの場所に今、移動していただいています。 それではまずNHK杯8連覇を達成しました内村航平選手です。