まずは 二村さんサミットというのは主要国の首脳が1か所に集まるという事ですからそもそも 警備というのは重要な課題な訳ですね。 今回のサミットで言いますと警備のための費用だけでも300億円を超えるというふうにいわれてますし実際の警備に当たる警察官の数も恐らくは 2万人を超えるような大規模なものになるだろうというふうにいわれてますね。
自ら盾となって重要人物を守る警護警察官である。 さとう警部補 以下61名は本日 イギリス担当を命じられました!これらの重要人物を1,140人の大部隊が警護する。 警備部隊の中心は…要人警護のために特別の訓練を受けた警察官である。 東京サミットを前に 警視庁は皇居をはじめ迎賓館や大使館周辺などを重要警備エリアに指定した。 撃て!テログループに襲撃された重要人物をヘリコプターで救出する訓練。
シークレットサービスが 文字どおり大統領の盾になって命を救ったのである。 せいっ!警視庁17階にある最高警備本部。 迎賓館など重要施設周辺は24時間 水も漏らさぬ警戒態勢が続いていた。 地方からの応援部隊も含めて一日3万人の警察官が警備に就いている。 覚醒剤などを取り締まる保安二課では半数以上の捜査員が警備に配置された。 この無線でですねオークラ基地局経由で機動隊員と連絡を取っています。 過激派の街頭デモを規制する機動隊の訓練である。 白いヘルメットは過激派に扮した警察官。
回れ…!乗車!オッス!植山警部の率いるアメリカ班はSPをはじめ白バイ パトカーの要員など106人で構成されその夜レーガン大統領の特別機が到着した。 大統領を どのように守るのかSPとシークレットサービスの協議は今年1月から続けられてきた。 SPとシークレットサービス連携の大統領警護が始まった。 午後4時11分フランスのミッテラン大統領の車が定刻どおり 迎賓館に到着した。 ミッテラン大統領が迎賓館に入った直後の午後4時22分中継のマイクロホンがゲリラ攻撃の発射音を捉えた。
女性の警察官が多数 配置されものものしいサミット期間中とは対照的な警備となった。 今から30年前日本で2回目となるサミットなど世界の要人が来日した際の警視庁の警備に密着した番組でしたけれどもいかがでしたでしょうか?そうですね 当時は いわゆる過激派の迫撃弾の発射だとかいわゆる テロ ゲリラ事件が多発してましたし街頭でも 非常に過激な暴力的なものだったんですよね。
河本さん 九州・沖縄サミット2000年を境に日本でも 警備の在り方が変わってきた。 これは どういう背景があったんですか?この九州・沖縄サミットというのは地下鉄サリン事件後初の日本でのサミットの開催だった訳ですよね。 すなわち 核物質や放射性物質それから 化学物質それから 生物物質こんなものを使ったテロなんですけどもそういうものに備えなきゃいけないという事で実は 九州・沖縄サミットでは初めて 公的な資金で除染の設備だとか 解毒剤が準備をされたんですよね。
2001年の米国同時多発テロのあとのサミットという事でしたから実は 日本は このサミットを控えて2004年に 「テロの未然防止に関する行動計画」という今回の伊勢志摩サミットという事になる訳ですね。