報道特別番組 “世界へのメッセージ”を読み解く

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この番組のまとめ

焦点は、そして現職のアメリカ大統領として、初めて被爆地、広島を訪問したオバマ大統領。 その成果をまとめた首脳宣言では、オバマ大統領の広島訪問。 では、まずは今もありました、オバマ大統領の広島訪問についてです。 田村さん、今回の現職のアメリカ大統領による今回の訪問、かつて、広島で勤務した私としても、現職のアメリカの大統領が、この広島を訪れたことが、いまだに信じられないんだと、涙を浮かべて、話してくださる方もいました。 それでも現職のアメリカ大統領が、被爆地を訪問するまでには、71年という歳月がかかりました。

退任後、核軍縮を訴えるペリー氏を、オバマ大統領はホワイトハウスに招き議論を交わしてきました。 オバマ大統領の広島訪問は核軍縮の機運を再び高めることにつながるのか。 オバマ大統領にとって、念願だった、この広島訪問が果たされたわけですが、広内さん、このタイミングで、訪問に踏み切った、から強まっていたんです。 一方で、大統領選挙を控えていまして、野党・共和党から、広島訪問は原爆投下への謝罪に当たるといった、批判が出ることを懸念する声もありました。

広島では、オバマ大統領に続いて、安倍総理大臣も所感を述べたんですけれども、岩田さん、ここからどういった考え、ねらいを読み取ることができますか?安倍総理大臣は、世界中のどこであろうとも、再びこのような悲惨な経験を繰り返させてはならない。

今回の首脳会合で、最大のテーマとなった世界経済への対応について、経済部の山口記者と共に読み解いていきます。 こちら、IMF・国際通貨基金の経済成長の見通しなんですけれども、どういったことがありますか?世界経済がいわば、けん引役不在となっていることが挙げられます。 こちら、世界経済をロケットに見立てたものですけれども、リーマンショック後、世界経済は一回、危機に陥りました。

日本が事前に各国に示していた首脳宣言の原案の中で財政出動を巡る文言にアメリカ側は納得できないというものでした。 協調して財政出動を行うことに各国首脳の理解を得るため安倍総理大臣はヨーロッパへと向かいました。

世界経済についてなんですが、新たな危機に陥ることを回避するため、適時にすべての政策対応を行うことにより、現在の経済状況に対応するための努力を強化すると。 そして、首脳宣言には、ドイツ、イギリスに対して、財政出動を迫る文言は入りませんでしたけれども、政府関係者は、これまでのG20首脳会合ですとか、G7財務大臣会合より、一段強い宣言になったと。

仮に今回のG7での合意をてこに、消費税率の引き上げの延期を決断するにしても、さて今回の首脳会談で最大のテーマとなった、世界経済への対応を巡ってもう一つ焦点となったのが、減速する中国経済のリスクです。 初日、焦点の世界経済に続く貿易のセッションでは、実は、中国の過剰生産問題が議論されました。 それを受けまして、この首脳宣言には、ここにありますように、特に鉄鋼における世界的な過剰生産能力は、世界的な影響を伴う差し迫った構造的課題であり、緊急に対処する必要があると、かなり強い表現が盛り込まれました。