例えば、熊本地震のあとに起きた不謹慎狩りという現象。 インターネットで特定の個人や企業などに批判が集中する炎上も急増している。 そして、番組に直接感想や意見を届けたいという方はツイッターや番組のホームページからお寄せください。 あちらこちらで批判が渦巻く今の日本社会。 しかし、その姿が今、社会問題となっている歩きスマホを助長するものだと批判され兼ねない。 批判が、売り上げやブランドイメージに直結する企業も、敏感になっている。
今の日本社会は隠れ不寛容社会だと思っているんですけど。 隠れ不寛容?実際、私も日本で生活していてそんなに不寛容だなというのを面と向かって言われたことは確かに少ないなと思ってましてでも、結構、裏のほうで不寛容な感じでされてるのがむしろ傷つ…ひどく傷ついたりするんですね。 一部の極端に不寛容な人が行動してしまうそれによる弊害っていうのが今の非常に問題なわけでまさに過剰反応ですね。 最近、日本でそういう社会が、こういう現象がそこに、津田さんが言っていた「情報環境の変化」が大きく影響している。
その後も新たな疑惑が発覚するなどエンブレム問題をめぐる投稿は1日平均4万件。 自分が相手に対して攻撃的なメッセージを送ってそれに対して相手が反応するとビッグネームであればあるほどその人が自分の意見に対してなんか、心をどうやら動かしたようであると。 自分の行動を自分でモニターしてこれは正しかったと判断するとドーパミンが出るというような良心に、のっとった行動をするとすごく楽しいわけです。
一人一人の市民っていうのがこれだけ発言権を持てるようになった時代って人類史上本当に初めてだと思っていて。 鴻上さんは、どういうふうに?新しいメディアは基本的にどんなものであれ状況を加速するから新しいメディアと言われるんです。 でも、それは、つまりそういう状況をプラスにもマイナスにも加速できるからそれは新しいメディアと呼ばれているわけです。 ネットも状況をマイナスにもプラスにも加速する力を持ってるわけです。
インターネットが深めているのは「理解」なのか「対立」なのかお手元のリモコンの赤、青ボタンから参加してください。 ネット社会のプラス面マイナス面についてこんな意見もきているんですよ。 膨大なデータから分析している東京大学の鳥海不二夫さんです。 これ、アイスバケツチャレンジといって2年ぐらい前に…。 鳥海さんは当時、ツイッターで発信された67万件、31万人分の投稿をすべて調べ上げ、特徴ごとにグループに分けていった。
例えば、討論番組では必ず司会の人がいてこの中で、もう収拾がつかなくなったようなときにまあまあって落ち着かせたりだとかお互いの意見を聞くということができるわけですけれども結局今、それができないんですよね。 だから今、大混乱状態なんでですから、せっかくのネットのよさが役立ってないんですよ。 さっき津田さんがおっしゃったネットの問題点ってね司会がいないってことも一つあるんですけどキャッチボールが難しいっていうのがあるんですよ。
自分と違う意見を受け入れるか受け入れないかっていう能力は実は前頭前皮質の背外側部っていうところがやっていてここの厚さで決まります。 僕が、さっき宇野さんといろいろしゃべってしまったのはみんなで芝居、見に行ったあとそのまま居酒屋に入って感想を語り合うときにだめだって言うやつとよかったって言うやつがいてやがて何人かがしゃべっていくうちにこっちに、なびいていくみたいなことで、そこできたえられてきたんですよ。 僕はかつてオウム真理教のドキュメンタリーを撮ったんですけれど地下鉄サリン事件って95年ですよね。
与えられた箱の空気を読むんじゃなくて自分に合った箱を探す訓練。 そもそも不寛容っていうのは生存欲求なんですよね。 残念ながら、人間は不寛容な存在であるということは否めないと思います。 わざわざ寛容であるということを美徳ですというふうに言わなければならないほどには不寛容です。 どんなに寛容だ自分は親切だと思っても必ず誰かに対しては不寛容です。 壇蜜さん、いかがですか?最近、自分の中でマイブームにしてるのは腹が立ったら、この人も人の子だと思うと、だいぶ落ち着きます。