NHKスペシャル キラーストレス 第1回▽あなたを蝕(むしば)むストレスの正体

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この番組のまとめ

NHKの世論調査では 「仕事でストレスを感じている」という人は実に 84%。 ストレスによって ごく普通の細菌が殺人細菌へ変化するという事実が…。 生理学や心理学脳科学などさまざまな分野の研究者がキラーストレスの解明に挑んでいます。 ストレスホルモンと呼ばれる ホルモンです。 ストレスホルモンには心拍数を増やす働きがあります。 ストレスを受けた時扁桃体が働くのをきっかけに全身で起こるさまざまな体の反応。 ストレス反応は 私たちの祖先が命をつなぐために進化させた大切な体の機能だったのです。

しかし 複数のストレスが重なると副腎から分泌されるストレスホルモンがとめどなく あふれ体の中に大量に蓄積。 ところが 丸で囲んだ部分であまりにも複数のストレスが重なると末端の血管を締め上げる自律神経が興奮状態に陥り誤って 心臓の筋肉の血管までギュッと締め上げてしまうのです。 高須さんも お仕事柄番組の企画を考えたり台本 書いたりってものすごく ストレスがたまりやすいお仕事ですよね。 オハイオ州立大学のハイ教授が注目したのはストレスホルモンによって働き始める遺伝子です。

しかし 体の中のストレスホルモンが多い状態が続くとスイッチは 入ったまま。 ストレスホルモンがごくありふれた細菌を血管の壁から本来は いるはずのない細菌を見つけました。 ストレスホルモン自体が 血糖値を上げていく作用があるんですね。 ですから ストレスホルモンが常に高い状態があるとそれだけで 糖尿病のコントロールはあまりよくないという事があります。 ですから 今日の話にもなるんですけれどもストレスホルモンが過剰に作用すると中間管理職みたいなストレスフルな方に多いらしいんですよ。

ここまで 単なるストレスがキラーストレスになるメカニズムを見てきました。 では どれだけ ストレスが重なるとキラーストレスになるのでしょうか?危険度を判断するテストがあります。 これは どれくらいストレスが重なっているかを調べるライフイベント・ストレスチェックです。 ストレス反応を引き起こす扁桃体はギリギリ。 これは まあ あくまで点数というのは 一つの目安で自分自身が 今 どういうストレスにさらされてるかっていうのを客観的に見つめる。 それでは ここからいよいよ ストレス対策です。

向かった先は脳科学でストレス対策に迫る研究チームが調べたのは自律神経です。 ストレスによって自律神経が興奮すると血管が絞り上げられ心不全を引き起こす危険性がありました。 まず自律神経の興奮度を調べるため詳しく解析すると心臓病の人は健康な人よりも20%ほど 自律神経が興奮しストレスがかかっている事が分かりました。 運動はストレス反応の暴走が始まる大本脳の構造まで変える事が分かってきました。