EUからの離脱というイギリスの決断は、世界を揺るがし、キャメロン首相の辞意表明につながりました。 市場の動揺を受けまして、イギリスの中央銀行、イングランド銀行は、2500億ポンド、イギリスはEUと離脱の条件をまとめるという必要があるんですけれども、キャメロン首相はこの重要な交渉を、後継者にいわば丸投げする形で、辞任することになります。 そして日本時間の午後4時過ぎ、残留を訴えてきたキャメロン首相が、辞意を表明しました。
安倍総理大臣は、麻生副総理兼財務大臣に対し、日銀とも協力して、G7諸国と緊密に協議し、経済・金融面で必要な対応を取ることを指示しました。 また財務省と金融庁、それに日銀は、金融市場の安定化に向けた対応を協議するため、それでは、昨日、6月の23日ですけれども、金融為替市場等々にリスクについては、懸念をしておりますので、引き続き注視をしていく必要があるだろうと考えています。
ただ、この株安や円高の流れ、落ち着いていけばいいんですけれども、今後も長期化することになりますと、日本の実体経済にも大きな影響が及ぶことになります。 そのあたりがどうなっていくかということもありましたが、その実体経済に影響が及ぶと、気になるのが、日本経済に具体的にどういう影響が出てくるかというところですよね。 イギリスには、現在1000を超える日本企業が進出していまイギリスをEUの戦略拠点と位置づけている会社も少なくないんですね。
ただ、今週行われましたテレビ討論会で、離脱派のボリス・ジョンソン前ロンドン市長が、離脱を勝ち取って独立記念日にしようと呼びかけて、それに対して聞いていた人が、割れんばかりの拍手と熱狂的なスタンディング・オベーションで応じたときに、もしかしたらっていう思いがちらっと頭をよぎったことも事実です。 世界市場見ましても、イギリス国内の対立を見ましても、今回の国民投票による混乱、動揺というのは誰の目にも明らかです。
交渉に向けた地ならし作業も始まるかもしれませんけれども、今、中継にもありましたように、EU側も加盟国に動揺が広がるのを抑えるので精いっぱいで、キャメロン首相を迎える首脳会議の雰囲気、決して温かいものになるとは思えません。 これで動揺が収まればよいのですが、イギリスのEU離脱で、世界経済の先行きが厳しくなるという大前提が変わるわけではありませんから、楽観はできません。 特に記録的な大雨となった九州など、西日本では再び1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
あす夕方までに降る雨の量は、いずれも多い所で、九州北部、近畿、それに北海道で150ミリ、九州南部と四国、中国地方、東海、それに東北で100ミリと予想されています。 気象庁は、土砂災害や川の増水、氾濫に警戒するとともに、広い範囲で低い土地の浸水や落雷、ひょ西日本、東日本は、梅雨前線の南下に伴い、朝にかけて大雨となるおそれがあります。 伸びていく、伸びていく!選手村はメイン会場のオリンピックパークから、西に3キロほど離れた、およそ20万平方メートルの土地に建設が進められています。