投資家は予想外の結果に不安を加速させ恐怖指数は急上昇。 投票日に向けてVIX指数は徐々に下がり金融市場の動揺が今後、世界経済にどんな影響を及ぼすのか。 一つは今のVTRでもご紹介があったように国民投票前の数日間かなり市場が、少し楽観ムードに傾いてきたということで残留支持多数に終わるだろうというムードが広がっていたという。
もともと、ことしの初めから円安基調の修正ということで円高に悩まされるような状況になっていましたので助長してるというお話があったんですがEU離脱国民投票で判断を示しました。 離脱派のほうは詳しくは離脱のことを考えていないのでそのことを考える作戦とか交渉のテクニックとかそういう時間稼ぎをしたいんだと仮に、言うとおり離脱の通知が2020年といいますと4年後ですから本当に実際そこまでかかるかどうか判断を示しておきながらそれはないだろうということもすぐに出せというふうに言っています。
主要先進国の中でも高い経済成長を続けているにもかかわらずイギリスでは低所得者層が増えているのです。 離脱派が54.7%を占めたイギリス南部の町・スウィンドン。 一方の離脱派は、移民問題を争点の中心に置きました。 EUっていう存在も移民問題もスケープゴート化されてるということは本当の今回の投票行動に表れたイギリス国民がため込んだものというのは、また異質なものでグローバル化によるものということですね。
ですので今回の離脱ということが移民問題と結び付けられてしまって移民を制限しないと成果が上がったということにならないということになってしまうと、非常にイギリス経済のバランスを大きく崩すしそれから、競争力を損なう可能性はあると思います。 ただ、イギリスの場合ロンドンだけが光の部分で、地方にいくと陰の部分という格差社会になってますよね。 ロンドンは、この番組の冒頭で紹介をした、離脱派の議員のところに朝たくさんの残留派の反対派の人たちが訪れて非常に厳しい声も飛んでいました。
離脱派の人たちはEUはイギリスとの貿易を断ち切れるはずはないとして関係は維持できるとしてきましたがEU側の、直後に示した反応を見ますとそれは楽観的すぎるように思います。 それではEU本部がありますブリュッセルにブリュッセル支局の長尾支局長がいます。 先ほど、ロンドンの松木支局長が実際の離脱に向けたイギリスとEUの交渉はそう簡単ではないというふうに話していました。