きょうは、相次ぐ豪雨災害にどう立ち向かえばいいのか、ちょうど1年前に首都圏を襲った水害の被災地を通して考えます。 この水害は、羽田さんのふるさと、鬼怒川が決壊した茨城県常総市を中心に広がりました。 今週、岩手や北海道で、被災者がヘリコプターで救出されることがありましたが、同じような事態が、常総市でも起きて、そして50棟が全壊、1人が死亡しています。 常総市の防災担当部署です。 大雨などの注意報や警報が出ると警戒体制を敷き情報収集を行います。
千明さん、常総市の取り組みを見ますと、まだ道半ばという気もするんですが、いかがですか?VTRにもありましたように、常総市では避難勧告や避難指示といった、避難情報を発表するためいつ危険が迫るのかを、詳細に分析するのは限界があるというふうに思います。 一方で、鬼怒川を管理する国土交通省では、氾濫危険水位に達したり、または実際に氾濫したりした場合に、周囲の住民の携帯電話に一斉にメールで配信して、警戒を促すという取り組みですね、今月5日から、全国で初めて実施することにしています。
ですから、やはり今、主体的に行政から避難勧告が出たから逃げるということではなくて、住民の皆さんも今回はまずいなと思ったら、早めに、例えばお子さんを連れて、実家に奥さんは帰っていただくとか、そんな連携も必要になってくるように思いますね。 さて、去年の被災地、常総市では、1年たって、復興が進むどころか、被害がより深刻化している現状もあります。 常総市の南部、水海道地区。