SWITCHインタビュー 達人達(たち)アンコール「松井優征×佐藤オオキ」

戻る
【スポンサーリンク】
00:11:11▶

この番組のまとめ

「暗殺教室」という物騒な名前の漫画を知っていますか?「という事で」って どういう事?この怪物を君たちに殺してもらいたい。 「暗殺教室」は 1,350万部を超える大ヒットとなっている。 アトリエに テレビカメラが入るのが初めてなせいか何となくおかしなテンションになってます?ところが 大ヒット漫画家の頭の中はすごかった。 「暗殺教室」を生み出すアトリエ。 アシスタントの机には 登場人物の細かな設定が貼られていた。 「暗殺教室」読みました。

デザインも そうだと思うんですけど最初に 生徒がページ ペラッて めくったら一斉に起立して 銃構えて先生狙ってたら 面白くね?っていう その…。 よく少年漫画とかだと先生役って 割と殺せんせーで できてるんで。 すごい とんがったフォルムだったりとかすごい決めぜりふとかすごい特殊能力とか「週刊少年ジャンプ」とかだとすごく キャラを大事にしてそれこそ 一人のキャラがいてそのために世界観を作っていくっていうのが主なんですけど自分の場合だと…なめくさったようなフォルムのあの先生がいいし。

そもそも 漫画家になりたいって思ったのは 何か きっかけが空気読んだりとかそういう事もできずやっぱ 自分は…時間軸が こうありますよね。 「ジャンプ」名物 アンケートシステム。 読者から 毎週人気投票の葉書が送られてくる。 圧倒的な暴力を前になすすべもなく精神的にも 肉体的にも追い詰められていく生徒たち。 暴力教師に立ち向かうのはクラスの中でも非力な主人公 渚。 ここで中途半端に 例えば暴力教師に ほかのやつがちょっと仕返ししたりとかしたらいけないんですよ。

あれ 何なんでしょうね?例えば 展覧会とかだと逆に ほかの人との距離感とか気にしちゃうし前の人が 10秒この絵を見てたんだったら自分も 10秒かそれ以下ぐらいで収めないとほかの人に迷惑かかるなとかそんな事ばっか考えちゃってちっとも入ってこないんです。 アシスタントに背景を頼んだ 松井。 徹夜しながらも4人のアシスタントの空気を読んで仕事を割りふっているのだ。 漫画の表現力ってデザイナーとしては 正直 羨ましい。 漫画家は漫画を何ページか 時間をかけて読んで頂いてそこで面白いと思って頂ければいいんですけど。

このテーブルで 佐藤オオキは世界的デザイン誌が選ぶ最優秀デザイナーに史上最年少で選ばれた。 佐藤は 国内外のデザイン賞を立て続けに獲得している。 その一つ…自分自身でむいて完成させるユニークなデザイン。 ニューヨークのギャラリーと今 やっていまして椅子を50種類デザインしてるんですよ。 これ漫画… 漫画ですか?やっぱり佐藤さんのとこのデザインはやっぱり 直線がすごくきれいというか その…ありがとうございます。

これは その… えっと…クライアントから話をもらってから全て作り始める訳ですか?そうですね。 その… 何でしょう… その…言葉にするの難しいと思うんですけど…アイデアが どのタイミングで出るかですよね?会議中ですよね?そうなんですよ。 有名クリスタルブランドから来た地球儀のデザインの依頼。 続いて パリのレストランのインテリアデザイン。 佐藤のアイデアを基に作った模型をチェックする。 「プロフェッショナル」見た時に佐藤さんのプライベートの紹介する時間が すごい短くって…。

携帯電話を充電する時コードを巻きつけて置いておける コンセントプレート。 何か ちょっと次元の違う…冷蔵庫を デザインしろって言われた時に…冷蔵庫の周りにあるもの。 なので むしろ冷蔵庫が背負っている壁なのか壁と一体化できないなら部屋の真ん中に置ける冷蔵庫とか考えますよね。 あとは やっぱり冷蔵庫って使われてない時間…休眠中の時間っていうんですか。 なので ど真ん中を見ないで…新しい冷蔵庫の形とかテレビの形っていうのは出てくるのかなっていう気はするんですよね。

逆に言うと…極端な話理想のデザインっていうのは電話とかで 自分のオカンとかおばあちゃんとかに「こういうアイデアなんだけど」って説明して「へえ~ 面白そうだね」って言ってもらえるかどうかっていうのはすごく大きいなって思っていてそのぐらい ストーリー性というかコンセプトですよね。 世界的デザイナー ジュリオ・カッペリーニのもとに半年間 毎月 通い詰め70以上のアイデアを出した末に認められた。