具体的にいいますと、これまでは週30時間以上働いている人が対象だった社会保険の適用が、週20時間以上に引き下げられ、年収などの状況を満たした人が対象になるというものです。 制度導入前は30時間以上働かないと会社の保険に入れなかったためみずから国や自治体の保険に入り保険料を全額負担していました。 しかし、週20時間以上で会社の保険に入れるようになったため保険料の一部も正社員同様会社に負担してもらえることになったのです。
最も人手が不足している食品部門では社会保険への加入を決めたパートにさらに働く時間を延ばしてもらうことにしました。 新たな制度で社会保険に加入した斎藤玲子さんも対策を打っていきたいとしています。 女性の働き方や社会保障制度にお詳しい、大沢さん、これ、なかなか難しい制度ですよね。
ちょっと分かりやすく説明をしますと、週20時間以上、年収おおむね106万円のラインで、保険料の分、収入が下がってしまう現象を社会保険の壁といいます。 これ、どんなものかと説明しますと、実は会社員の妻、パートで働いているC子さん、ねんしゅうが103万円未満まで届かないで働いていれば、夫の税金で配偶者控除によって、11万円、払う税金が安くなる。 会社員の夫は、配偶者控除がおよそ5万円。 さらに夫の配偶者控除と家族手当合わせておよそ24万円もなくなります。