土曜ドラマ 夏目漱石の妻(4)「たたかう夫婦」

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この番組のまとめ

こら 止まりなさい!止まれ!社会主義者は国を転覆させる危険な人間だって。 鏡子さんは荒井さんに対し少し警戒心が おありのように見えましたおい 文鳥が死んでいるぞ。 小説になりそうだっておっしゃるから私は あの方に下駄を買って差し上げたり洗濯物も おヒサに頼んだり…。 小説「坑夫」は1月から連載が始まり月末には書き終えられました勘ぐる?ほら 「吾輩は猫である」。 あそこで猫を飼う苦沙弥先生ご夫婦あれは 夏目先生ご夫婦だって誰でも想像しますものね。

なのに どうして あなたここに いらっしゃるの?ああ 先生が新しく書かれた原稿があったのでちょっと興味があって。 まだ途中って…主人の許しを得て読んでいるの?先生と僕の間ですから許しなんて…。 は?「文鳥」?これは小説ではありませんがね先生の心境がよ~く分かって実に面白い読み物ですよ。 秘密?相手は もの憂い首筋のほっそりとした浮世絵的美人です。 結婚した頃大塚さんのような方が理想の相手だって言われた事があるの。 ああいう男を自由に出入りさせて我々 木曜会の人間には厳しく制限を敷かれる。

荒井さんは足尾銅山の騒乱事件に関わった坑夫たちをかくまった疑いで警察に捕らえられていました身元を最後まで明かさず金之助さんの名前を出して引き取ってもらったのです房子ちゃん 言いたい事があったらおっしゃい。 今度も 警察に殴り飛ばされて正義だの 社会のためだのってそんな事どうでもよくなってかくまった連中の名前を洗いざらい しゃべって尻尾を巻いて逃げ出してきた。 父は 兄を褒めたたえ自分の商売を正当化してみせ僕は うちを出る時先生の「吾輩は猫である」を読んでいたんです。

8月に入って退院をした金之助さんは病後の保養のため修善寺の温泉にしばらく逗留されましたどうかなさいましたか?こらっ!こらっ! あっち行きな!こら!ほら! もう!しっ!ああっ その前に朝日新聞につないでくれ!電話だよ 電話!回想お姉様!今のは 夏目様じゃありません?お姉様に お気付きにならなかったのかしら?回想♪「味方に正しき道理あり」あなた そこ違う。 さっ どうぞ どうぞ!奥様 お気を付けて!奥さん! 朝日新聞の坂元です!こちらです。 金之助さんは鏡子さんが来てからの数日間はうん。