そこで今夜は そんな落語初心者の皆様にも楽しんで頂けるよう見る落語をご用意致しました。 古今東西さまざまな落語家たちによって語り継がれてきた 古典落語。 何人もの登場人物をたった一人で演じ分け話芸と身振りで物語を表現する落語の世界。 すると古典落語の名作が なんと!おい! お前な何回 同じミスをやるんだよ!もういい。
かぼちゃって どなるよりはよ『唐茄子屋でござい』ってのが売れんじゃねえか?」。 「売れんの? 唐茄子屋でござい!ウソつき!ちっとも売れねえじゃねえか!」。 怒り調子じゃ駄目だな。 「トウナスヤデゴザイ トウナスヤデゴザイ」。 高調子で伸ばし気味に言うんだ」。 「唐茄子屋で~ ございってんだ」。 「俺ので間に合わすな コンチクショーめ」。 『唐茄子屋でござい』か。 唐茄子屋でござい!唐茄子屋でござい!出来たての唐茄子。 湯気のたってる唐茄子。 「当たり前だ コノヤロー!格子 傷だらけだ。
唐茄子屋。 何? 大きい方? 13銭だっけ?売れよ コノヤロー!じゃあ いいや。 唐茄子屋 うん。 かぼちゃ屋 こいつ 唐茄子屋。 売れよ!何で 俺が売るんだよ バカヤロー!おめえが売れ コノヤロー!」。 あれ? 唐茄子がねえぞ」。 人間 真面目にやっとくといい事あんだな こりゃ。 お前がな どれぐれえ 上見たのか知りてえだけだから。 上見たの 教えろってそう言ってんだよ」。 「上見たの 教えればいいの?あっ そうなの。
おじさんに言ったらね上見ろってのは掛値しろって事なんだ。 13銭のものは15銭12銭のものは 14銭で売るから「元が二十歳で 40が掛値だ」。 「だって 掛値しねえと女房子が養えねえ」。 あら いらっしゃい!いつも ごひいきに どうも!いらっしゃい! 今日はねかぼちゃが おすすめだよ!煮物にしたら ホクホクして甘いよ!ほら!え…。 いつも買ってもらってるから今日は特別! 半額 どう?えっ 半額?「え~ 喜瀬川ぃ! え〜 花魁ぃ!え〜 喜瀬川さんや!」。
鍋焼きうどんを取ってさしあげたらそのうどんを花魁が じ~っと見ながらお大尽はこのうどんが大好きだった。 お大尽は 一体 今頃どこで何をしているんだろう。 と言って涙を ポロポロ~っと こぼしたのが今生の別れになりました』。 墓参りすべ。 「はっ? はっ? 墓参りですか?」。 『花魁 亡くなりました』ったら『じゃあ 墓参りに行く。 墓参り? 行っといで 墓参り」。 行っといで 墓参り」。 生きてる人の墓参りしてこいってんだから 本当に…。