クローズアップ現代+「激戦地でいま何が~IS壊滅への攻防〜」

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この番組のまとめ

このイラクのモスルとシリアのラッカというのは、ISにとっては最大の拠点となっている場所です。 モスルについては、3週間前からイラク軍や、アメリカなどの有志連合が、攻撃を開始しました。 さらに別の部隊が、東側から部隊を進めていましたが、トンネルに潜むISの戦闘員が相次いで奇襲攻撃を仕掛けてきていスナイパーによる狙撃、建物や道路に仕掛けた爆発物など、戦力で劣るISは、イラク軍に対し、あらゆる戦術を使ってきています。

アメリカの大統領としては、新しい大統領に、この重大問題を残すわけにもいきませんので、ある程度、このISの問題にメドを立てて、次に引き継ぎたいと思っているわけですから、国際的にも今ここで、攻勢をかけたいという局面になると思います。 ISの側から見ますと、なるべく民間人を巻き込む、あるいはなるべくたくさん自爆攻撃をやることによって、期間を長期化させる、それから、民間の犠牲を出すというのも、彼らにとっては政治的な特典にすることができますし。

今のモスルの奪還作戦に呼応するかのように、今度はシリア側なんですけれども、ISが首都としているシリアのラッカ、この奪還に向けた作戦が、きのう、開始渡辺さん、どうぞ。 改めて、今度、そして一方でアメリカが支援する反政府勢力、ここが対立している状況だということなんですけれども、高岡さん、この状況は対ISと見るとどうなんですか?実はシリアはシリアで、反体制派と政権側とで、決戦といえるような状況になって、激しく戦っています。