このアン・ウォームズリーさんというのは、カナダ在住のジャーナリストの方で、ある日、友人から刑務所での読書会のボランティアをしてみないかと誘われたんですね。 読書会っていいますと、どなたかの家でお茶なんか飲みながら、優雅にっていうイメージですけれども、刑務所での読書会というのは、また雰囲気も独特ですよね。
だから、こういう読書会っていうのがね、私はここに入ってないんだけど、自分もなんかそこの一員になっているような気持ちになって。 これ、簡単にストーリーを紹介すると、この小学生の主人公、智玄君、彼が4年生のときに、自宅の裏山に12月に咲く桜っていうのがあって、その言い伝えをやはり自分のせいで、その少女が消えてしまったということで、やっぱり罪の意識というのにさいなまれるわけですけれども、それと同時に、この現代に生きる自分、成人した智玄君が、その当時と交互に描かれることで、その事件というものが明らかになっていく。
土偶っていうのは縄文時代に作られて、埴輪は古墳時代。 だから、なじみのある、結局人の埴輪、人の形の埴輪って、どちらかというと5世紀の後半、あとのほうに出てきたもので、その前というのは、筒型のわりとシンプルなものだったりとか、あと家の形なんですよ。