スタジオパークからこんにちは 今森光彦

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この番組のまとめ

四季折々の魅力的な里山の風景を撮り続けていらっしゃる写真家の方が本日のゲストです。 写真家の今森光彦さんです。 日本人として里山の自然を失ったら、もうだめだというそこまできているのではないでしょうか。 きょうは今森さんの作品の数々、そして身近な自然の楽しみ方、さらには写真を撮る際のワンポイントアドバイスもしていただけるということです。 写真家で、日ごろは外で写真を撮っていらっしゃることが多いと思いますけれど生放送のトーク番組はどうですか。

この写真の柿です。 まさに今森さんがおっしゃる里山という意味をよく教えてくれる写真ですね。 そんな里山のお写真をまとめられたものがあります。 1994年度も木村伊兵衛写真賞を受賞されました。 この夕日の写真もいいですね。 そもそも里山の写真を撮り始めたきっかけは何ですか。 今、本当に里山、棚田写真を撮りたいという方がたくさんいらっしゃると思います。 里山を撮っていらっしゃる今森さんですけれど実は撮影には苦労もおありだということでそれについて視聴者の皆さんにクイズです。

当時、小学2年生だった息子が本好きの担任の先生から借りてきた「昆虫記」が最初でした。 写真が好き、昆虫も決して嫌いではなかった私はすっかり魅了され、以来今森さんのファンになりました。 小学3年生のときに移動図書で今森さんの「萌木の国」を初めて拝見しページをめくるごとに森の香りが漂ってくるようなさまざまな命の表現を見ることができとても感動したことを覚えています。

木を切ると当然地面にも日が当たるようになって写真家がその中から厳選して1枚を撮るわけです。 日本各地に残る里山を美しい映像でつづる「ニッポンの里山」。 そういう小宇宙がいっぱい集まって日本というのはできているのでそれで何ていうんでしょうかね熱帯雨林のように一気に壊れないんです。 ありとあらゆる環境が里山環境だと一応そういう考えのもとにやっているんです。 「ニッポンの里山」BSプレミアムで放送中です。 そもそも今森さんは昆虫写真がご専門ですね。

そうした昆虫の数々がとらえられているのがこちらも先ほど紹介した「里山物語」も含めて木村伊兵衛写真賞を受賞したんですけれども「世界昆虫記」。 キサントパンスズメガと書いていますが右側にある白い花がねランの花なんです。 昆虫写真を撮ろうと思ったのはどうしてですか。 「世界昆虫記」世界最高峰の昆虫写真といわれています。 これは「ファーブル昆虫記」に出てくるフンコロガシですね。

あとで子育てをするときに半年ぐらい地下に潜るんですけれどもそれで子育てをしますがその間、乾かないようにコーティングしてるんです。 フンコロガシの現物の標本と隣は地下に埋めてから卵を産んだときのフンボールです。 ラフレシアという世界最大の花なんです。 このラフレシアのにおいが強いので受粉してからまたこちらに戻ってくるんです。 ラフレシアだけで僕は3回、インドネシアに行きました。 インドネシアの旅行…撮影もなかなかこの形で撮ることができるためにはご苦労があったようですね。

ラフレシアの花はどこにあるんですか。 寝ているときに下を見たらラフレシアが見えるというところです。 インドネシアでバクソウというんですけれども、インドネシアのおっちゃんで雇ったんですよ。 どんどんバージョンアップしますのでね。 あまり機材、もちろん好きなカメラがあるんですけれども機材だけにこだわっているわけではなくて道具としてしっかりとしてほしい。 昆虫の写真とか花の写真もそうですけれどもクローズアップで撮る。