国民の大きな期待を背に4年前、韓国大統領選に挑んだパク・クネ氏。 国会の敷地内でも、つい先ほどまで市民団体が、パク大統領の退陣を求める集会を開き、大統領を批判する訴えが、辺り一帯に響き渡っていました。 野党側は議案の中におととし、旅客船セウォル号が沈没した当日のパク大統領の行動も問題があったとして、弾劾の理由に盛り込んだのですが、与党側は、あくまでチェ・スンシル被告らの事件に関する内容に絞るべきだとしています。 パク・クネ氏の父親パク・チョンヒ元大統領。
こういったプルトン政治の一方で、逆に特別扱いされていたのが、このチェ・スンシル被告だということで、このチェ・スンシル被告に、大統領が公務上の秘密文書を渡していたかどうかが、今、まさにこれ、捜査の焦点の一つとなっているということなんですが、奥薗さん、これだけのプルトン政治、じゃあ、どうやって政治を動かしてたんですか?結局これ、臆測が臆測を呼ぶ悪循環になっていると思うんですけれども、パク・クネ大統領のリーダーシップの発揮のしかたというのは非常に特徴的といわれてまして、必ずしも明確な指示をあまり下さない。
その大きな要因はコンクリート支持層と呼ばれる高齢者の支持基盤が崩壊したことです。 父親のパク・チョンヒ元大統領はハンガンの奇跡といわれた経済成長をもたらし今の韓国の礎を作りました。 それがパク・クネ大統領にとって、ただ、今のVTRにもありましたけれども、パク・クネさんを支持しているコンクリート支持層と呼ばれていた人たちは、何があってもパク・クネさんから離れていかない人たちといわれたんですね。