たった一人で全てを演じきる究極の話芸 落語。 見る落語どうぞ 一席 おつきあい下さい。 そんな事ないっすよね?ここ 全然釣れなくないですか?いいか? 釣堀っていうのはな釣りを気軽に楽しむための場所だろうが。 ♪~中国・明の時代の小咄を翻訳した「長短」。 五代目 柳家小さんが得意とした性格が正反対の2人が織り成す会話劇え~ おなじみのお笑いを一席申し上げますが気の長い人と短い人が馬が合うって噺ですが…。 一つのものいつまでペチャクチャ食ってんだよ。 こういうのはな 一服吸ったらポンッと はたくんだ。
これは 京都の噺でございまして京都は清水寺にですね音羽の滝というのがございましてねそこの茶店で お茶を飲んでおりました この方というのが湯飲み茶碗を持ちましてねええ こう… のぞき込んだりひっくり返したり日に透かしてみたりして千度ひねくり回して「はてな」ちゅうてどっちゃに回っても油売らないかんのやな。 あの さっきここで お茶を飲んではった人誰か知ってるか? 知らんやろ?京都の黒門の店にな 茶道具屋の金兵衛さんちゅうてな人呼んで茶金さんちゅう人じゃ。
この2両で…なっ? この茶碗 売ってえな。 このお茶碗どすか?へえ…。 5百両? 千両?これ… いやいやこれは どこにでもある清水焼の一番の安茶碗ですがこれが どないぞ?」。 ああ~このお茶碗どしたかいな。 「へっ? は… はてなってそのはてな?ちょっと いや 漏れてるってこれ 傷もんでっか?もうその傷もんの安もんの茶碗を私 あのおやじに2両で出して買いましたん これ。 いわば茶金という名前で買うて頂いたようなもん。 茶金 商人冥利に尽きます。 このお茶碗私に買わしてもらいます」。