2日間にわたる日ロ首脳会談を終えたあと、安倍総理大臣は、焦点となっていた北方領土での共同経済活動について、平和条約締結に向けた重要な一歩として、これに先立って、2日目の日ロ首脳会談が、総理大臣官邸で行われました。
元島民で作る千島歯舞諸島居住者連盟の根室支部長で、国後島出身の宮谷内亮一さんと中継がつながっています。 まず、元島民の皆さんの自由な往来についてなんですけれども、安倍総理大臣、会見で、人道上の理由に立脚して、しかるべき案を検討することで一致したと述べました。 しかし安倍総理は、元島民の思いを胸に刻んで、安倍総理大臣もプーチン大統領に、元島民の皆さんの手紙を渡して、プーチン大統領も読んだと話していましたね。
次期国務長官に、ロシアとの関係が深いティラーソン氏が就任する日ロ関係を巡っても、プーチン大統領は記者会見で、日本とアメリカの関係は特別な関係で、日米同盟による義務もあり、今後、日米関係がどのように変わっていくのか、私には分からない。 そして原さん、北方領土問題の解決に向けて、日本政府は今後、どのような姿勢で交渉に臨むんでしょうか?まずは今回、合意した日本とロシアの間の経済協力を着実に進め、ロシアとの信頼関係や経済関係の強化を進めていくことになると思います。