NHKアーカイブス「湯を楽しむ~日本人と温泉文化〜」

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この番組のまとめ

今回は アーカイブスの映像を通して私たちの中に根づく温泉への特別な思いを見つめます日本を代表する温泉地の一つ草津温泉です。 やっぱりねただ 普通に温泉入ってて気持ちいいなっていうふうに思ってはいたんですけれどもある日 脱衣所に温泉成分表というのが飾ってあるんですけどそれを見た時 「この見方ってどうなんだろう?これ どういう泉質なんだろう?」ってそういう詳しい事も知りたいなと思ってそれで 勉強して温泉ソムリエの資格を取りました。

日本人はそれを こう 歴史的にねやっぱり こういう温泉力を感じるいわば DNA 遺伝子を受け継いできたんだと思うんですね。 今から半世紀ぐらい前の東京オリンピックの頃の…それから 高度成長の中でね日本人が お湯に対してこんな素朴な日本人的な考えを持ってたのかとね。 古くからの日本人と温泉との深い関わりを描いた番組…♪~夜明け。 日本人にとって 湯というのは何か特別の愛着をそそる理由があるように見えるのである。

古く 天平時代仏教に深く帰依された光明皇后はここで 自ら 1,000人の貧者の垢を流されたと伝えられている。 「入浴すれば 体は健康になり生活態度は落ち着き東大寺では 風呂を重く見てその燃料のためにわざわざ一つの山を用意していた。 湯が貴重品であった時代庶民にとっては風呂は 一つのぜいたくであった。 滋賀県近江八幡の農家で今なお 使われている麦壷は桃山時代以来のものだといわれている。 家々に風呂が普及した大正時代以後でももらい風呂や 共同風呂の習慣を保っている農村は多い。

温泉は 現代人にとっても一時的に浮世の邪念を忘れさせ極楽浄土へ誘うものと言えるかもしれない。 いわゆる ヘルスセンターが全国 300か所という事情も湯に対する日本人の気持ちから理解できよう。

そういうやつでやっぱり 距離が近いっていうねそれ 今 現代の日本人にもすごく必要な事じゃないかっていう気はしますね。 ご覧頂いたような日本独特の温泉文化の一つに冬の那須高原は 日本でも指折りの風の強い所です。 でも 湯湯治だから…。 今までのお湯湯治は日帰りだったけど今度は 泊まってくっからゆっくらするからね。 バイバイしよう。 バイバイ。 「バイバイ」って。 お湯湯治に行ってくんの。 人呼んで那須十一湯と申します。 その奥那須岳の裏側には延命水という長寿の泉があります。

まあ うちでは13人家族だったから私 子どもら いっぱいあってさ13人家族。 そうだよね 温泉来たおかげで…。 温泉もあって私たちは幸せだと思います。 若い時は苦労してもね今 幸せになれば最高だと思って。 こういうね 温泉 来られて…。 湯本温泉の裏通りにひっそりとある元湯の共同浴場。 こちらは関東一円の農家の人たちとりわけ 温泉の少ない茨城県からの湯治客でにぎわいます。 目も二十歳になるし肌も二十歳になるし声も二十歳になる。 全部 二十歳になっちゃう。

実は 茨城の養豚農家の皆さんで自家製豚肉を持ち込んでの湯治生活です。 ♪「那須のお山は チョイトチョイトお国自慢のお湯どころ ヨイトナ」三斗小屋 行かなくちゃ。 本当 まずね 三斗小屋…。 途中まで三斗小屋温泉の旅館の主人大金さんが迎えに来てくれました。 大金さんは 家族3人で冬も温泉に籠もっている山男。 ごゆっくりね!あ~ 大金さんにおんぶされるんだかと思って私 うんと心配したよ。

いよいよ 長寿の泉 延命水に向かう朝が やってまいりました。 延命水 飲んで よかったね。 麓では 山の雪の消える4月までフヨさんとウメさんの湯治の旅いかがでしたか?お二人 本当に お元気ですね。 だから 自分から積極的に予防医学をするとか健康的になるっていう前向きの姿勢をなしうる健康法が まあ 温泉が大きなものとしてあるという事なんですよ。 今回の2人の湯治の旅というのは本当に がむしゃらに働いた延命水をくみに行ってねこれを わざわざ 重いものをそれをみんなに…家族に みんな 飲んでもらうと。