NHKアーカイブス「比叡山 千日回峰~“一日一生”いまを生きる〜」

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この番組のまとめ

天台宗の総本山…「生きる事とは?」その究極の意味を知るために行われる修行千日回峰とは7年間 およそ千日をかけて地球1周分をひたすら歩き続ける修行その間 行われる 堂入りでは9日間 飲まず食わず 不眠不休で10万回の真言を唱え続ける壮絶なものです現代の生き仏と称された酒井雄さんです一旦 始めた 回峰行は2013年に亡くなった酒井さんの思いは人生に悩む人々の金言となって今も生き続けていますこんにちは。 これが千日回峰行者 独特の装束である。

だからもうちょっと やっぱり…酒井さんは戦時中は 予科練で過ごし戦後は東京で 闇ブローカーやセールスマンなどさまざまな仕事を転々としている。 回峰行者 酒井さんもかつて こうした行を120日間 続けた。 回峰行の創始者 相応和尚が川三ノ滝の中に不動明王を見思わず 滝に飛び込んだという。 酒井さんが千日回峰を始めたその日から京の町に 行者の姿を見た。 10年前 千日回峰行を成し遂げた光永澄道氏に導かれ京の町を一巡する。 千日回峰のうち 700日までは自分のための修行であるといわれる。

そんな人間だからねもう 一生懸命みんなのため 日本国中の人のためみんなのために今年は 一日60キロを100日来年は 一日80キロを100日そして 更に 40キロを100日歩き続ける。 酒井雄さんはこの放送の翌年 1980年の10月に千日回峰を満行されたんですね。

2度の千日回峰行を満行した酒井さんは平成2年 比叡山を下り京都から東京までかつて 伝教大師 最澄が歩んだとされる道を巡礼しました。 で ず~っと 山登ってって回る事ができるんだというねありがたい気持ちになったと同時にねそれを人生と思ったら今日の自分は今日でおしまいで明日は また新しいパワーと新しいあれでもって回るっていうふうな発想からね一日が一生じゃないんでしょうかねっていう事ですね。

この考え方は ずっと修行の場で培われてきた考え方であると同時に一日一生っていう事につながっていくのかなと。 だから 本当酒井さんと お話ししてると融通無碍というか 柔らかくて本当に どんな事も受け入れてくれるっていう。 今 やっぱり もう 本当にいろんな事で世の中が変わろうとしてるんで何か 心のよりどころを求めてる中で酒井さんのあの「一日一生」みたいな言葉に何か ヒントがないのかなっていうふうに思ってるんじゃないかなと思うんですけどもね。