林家正蔵の演芸図鑑「小佐田定雄、宮川大助・花子、桂米團治」

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この番組のまとめ

「演芸図鑑」のお時間です。 本日から しばらくの間私 林家正蔵がご案内役を務めさせて頂きます。 まずは 宮川大助・花子師匠。 桂 米團治さんのお父上というのは上方の人間国宝だった桂 米朝師匠です。 それよりか 聞いたらビックリする。 東北の宮城県の方なんですけどねこの間 宮城県行ったら ビックリした。 あら ビックリした 本当に。 やっぱり!やっぱり ビックリしたでしょ?2週間か。 気ぃ付けへんわ!1本抜いて ヘアスタイルが変わるやつは波平さんだけや。

私ね 結婚した時のウエディングドレス。 ところが 腹立つわ ウエディングドレス!もう!どないしたんや?縮んでてん。 あの~ 発言に間違いがないか?いやいや 本当に もう…。 ウエディングドレスや。 ウエディングドレスが?縮んでました。 ダハハハハ!アタックしたの。 アタックって 頑固な汚れと違うわな。 アタックって ねえ本当に。 男前だったら「ただいま」って家帰ってきて靴脱いで 靴下破れててみ。 見たら 写真貼ってあんの見て「何じゃこれ アハハハ。 本当にね 言うときますよ漫才もそうなんです。

地上最強の味方。 皆さん 言うときますよ夫婦というのは地上最強の味方ですわ。 人間国宝で終わるどころか文化勲章まで受けたんでございますね。 文化勲章は 東西の噺家 通じて桂 米朝 ただ一人!そこの… 長男でございます。 まあ 大変な世界でございますがこの米朝が 先年亡くなりました。 で 翌年早々三代目 桂 春団治師匠も他界しましてこれで 上方の四天王と呼ばれていたお師匠さん全員 あの世へ行っちゃいましてですね。

「そうですか?」「昔は あれは あのメロドラマと言うてたんや」「ああ そうでしたね」。 後白河法皇が編纂した「梁塵秘抄」という書物にも書いてあるね。 で このごろは 外国のお人が観光客 多いですけどあれは面白いっていうんでラブホに泊まるというんでNHKの「シブ5時」でも ラブホ特集こないだ やってましたですね。 あのラブホテルというのは 関西人が考えたんやそうでございますね。 ああいう合理的なものを考えるのは関西人以外にない訳でございましてですね。

「おいおい! ほんまに亭主が茶漬け 食うてんのにどもならんで。 え~?亭主 ほっといてやな銭湯へ行くやなんてもう どもならん女房やでうちとこは」。 「焦ってたさかいなうっかり 財布忘れたんや。 私 今 風呂行くわ言うて出てきただけやがな。 うちの人 今茶漬け食べてるがな」。 大丈夫 大丈夫 ついといで。 「あいつな亭主が こうやって茶漬け食うてんのになどうでも 用事がある風呂行くいうてな風呂行きよったんや」。 「その亭主なちょっとボ~ッとしてるやつやさかいな 大丈夫や」。

「それがな金ない 財布忘れた言うてな無理やり 入って無理やり 上がってなほいで 事済ませて最前 帰ったとこやがな」。 落語作家。 まあ もちろん 漫才とかコントとかお芝居 書いてはる人が落語書くっていうのはあったんですよね。 大昔には 落語家が 落語やめて作家になった人もいてはるんです。 私が落語書くようになってからも名前を覚えてくれてたんですよ。 だから 僕にとって 米朝師匠はラジオ… 葉書を面白く読んでくれる面白いおじさんだったんですよ。

落語作家の視点から見て狂言も まあ 背景がないから一応 背景なんかどんどん飛ばせますやんか。 落語は そういう時間 空間飛ばすのも平気やし右見て 左見たら「おう 昨日は どうも」言うたらもう さっきの事 昨日になるしね。 で 先生のすごいのはまた 落語作家としてあれは タモリさんが 大体「ブラタモリ」で見つけてきたんやその話を。 それを タモリさんが鶴瓶さんにしゃべったら鶴瓶さんに「落語にしてくれ」って言うたらしいんですよ。