たった一人で全てを演じきる究極の話芸 落語。 ふだん 聞いて楽しむ落語の演目を…。 噺に合わせてあえて映像化致しました。 目の前に鮮やかに現れる笑いと人情の物語見る落語どうぞ 一席 おつきあい下さい。 実は これ 風呂敷なんです。 え~? ああ 風呂敷。 ♪~兄貴だとか 兄さんだとかいわれているようなそういう人がいて 何か トラブルとかそういう事があると朝早くに出かけたんですよ。
おっかあ すまねえちょいと押し入れからな風呂敷の大きなやつ一枚 出してくんな。 どうして そう 亭主を脅かす…」。 いや 夫婦もんなんだけどさそのご亭主というのが 今朝ね横浜まで用足しがあるってんで朝早くに出かけたそうなんだよ。 お茶 飲んでたんだと思うんだけどさそうしたら その亭主というのが遅くなるからと言って出かけたのにねへべれけに酔っ払って帰ってきちゃったんだとさ」。
ちょいと前出さしといてねこの風呂敷をねその亭主野郎の頭に ふわ~っとこうね かけたんだよ。 下駄も間違えないで ス~ッと行っちゃったようだから風呂敷を バ~ッと取ったとこういう事なんだよ」。 そしたらよ 後から 吉公の野郎が入ってきやがってな吉公の野郎とよ あの不動坊火焔のところのお滝さんと一緒になるらしいんだ」。 今 自分で言って気が付かねえか?不動坊火焔って亭主がお滝さんには いるじゃねえか」。
考えて歩いてる途中向こうから来たのが林家正蔵の弟子の林家正八。 え~っと 幽霊のね衣装と化粧道具は私のところで持っております。 万さん 今の話 聞いた?台所行くってえとね適当に 瓶が ゴロゴロ ゴロゴロ転がってるからアルコール買ってきてそれから 何が要るかい?」。 寄席の場合は三味線のお師さんがいまして『幽霊散手』というのを弾いてくれるんですけどもそれに合わせまして大太鼓でもってドロドロ ドロドロドロ…。 太鼓があったらで結構でございます」。 あれ チンドン屋一式つけて来ちゃったよ おい。