巨大な危機にどう立ち向かうのか?想定外の地震大火災を最新の技術で食い止めようという闘いが始まっています。 あなたを襲う地震大火災。 1か月前に 新潟県糸魚川市で発生した大火災。 そうした火災が地震の時にはあちこちで同時に発生して拡大。 台風の影響による強風で大火災となり死者は9万人を超えました。 その中に 住民が いつ火災から避難を始めたかを示す岩見さんは この避難行動のパターンをシミュレーションに当てはめ風速15mの時の避難の状況を解析しました。
向かっている先は 各地域で指定された広域避難場所です。 避難場所近くの住宅密集地での火災。 関澤さんは阪神・淡路大震災をはじめ国内 海外の大規模な火災の調査 分析などもされていますけれども今のシミュレーション ご覧になって木造密集市街地の中に広域避難場所があるような所では共通した問題だと思います。 特に対策が必要だと考えているのが地震火災のリスクが最も高い…耐震性の低い古い住宅が多く狭い道路を挟んで隙間なく建ち並んでいます。
最悪の事態を免れたコンビナート大火災は都市の間近に潜む 新たなリスクを浮かび上がらせたのです。 海洋工学が専門の加藤直三さんらの研究グループはこの津波火災がある要因によって更に拡大する事を懸念しています。 牧野さんは こうした大型タンカーがコンビナートの施設に衝突し大火災を引き起こす可能性もあったと指摘します。 中でも 地震火災による 大きな被害が想定されているのが人口880万人余りが暮らす巨大都市 大阪です。