いや 私 経験はないんですけど人間ドック行ったら「無症候性の脳梗塞があります」って言われたんですよ。 よく脳卒中とかいうんですけど病気自体は どういう?脳卒中の中に 血管が詰まる脳梗塞と町田先生 どうですか?VTR 見て。 やっぱり 脳卒中っていうのは私のような若い医師だとCT検査とか MRI検査とかそういった検査に頼りがちなところが多いのでそういう診断を 数秒で 診察から当てはめるっていうそのものを少し 今日見せて頂ければなとは思います。
最初に見つかった際に右半身麻痺の状態になっていて偏視も出ていて大きい範囲の梗塞か出血かどちらか出ているのかなというのを まず考えてみました。 その30分間 何も分からないねっていって待つのと治療の準備をしておく というのは全然別の話になってくるので脳はいくつかの領域に分かれていてそれぞれが言語 運動 感覚などの機能を担っています。 血管が詰まって その先にある領域の血流が途絶えると秋子さんは どの領域の機能が失われているのか?言葉を話す分野がブローカ野という所でそこが やられると表現できなくなるんですよ。
そのため ガイドラインには…秋子さんに t−PAを使う事はできるのか?…というのが この治療を受けるうえでも 鍵だと思うので発症時間を整理してみたいと思いますね。 だから 1時間半で あの着物が仕上げられるんですかね。 大体 帰ってきて1時間半ぐらいは。 ガイドラインでは 最終未発症確認時刻から 4時間半を超えてt−PAを行ってはいけないと記されています。 そうすると この人は目撃最終元気時間というか…歯医者さんの確認。
リハビリっていうのは要するに脳を回復してるわけではないっていう事ですか?再構築というか本来 違う役目をしてた所も代償させるっていう。 そこの科学的な根拠を 今一生懸命 出してる段階だと思う。 でも その道筋が 例えば研究によって出来上がった時には重点的に そのリハビリをやる事によって 回復の可能性だって。 そうですね 特異的なリハビリの方法論とか 出てくるかもしれませんし今やってるリハビリが 価値があるんだって事も 証明できると思う。
先生 医師失格だと思ったわけは?悲しい事とか うれしい事とかを分かち合えるようなそういうのが築けたらいいなっていうのが あって。 医師として不可欠なのは リアルに患者さんの生活を想像できる。 医師と患者が チームになって一緒に頑張るっていう事でそれが 一番患者さんの将来をよくする事ができる。