この世界は 眼に映るものだけが生きているわけではないまず 冒頭はですね現在放送中の「大河ファンタジー精霊の守り人 悲しき破壊神」の映像で始まりました。 そういった面も いろいろ 今日は伺っていきますけれども上橋さんといいますと とにかく「精霊の守り人」をはじめとして異世界ファンタジーを描いた作品世界中で読まれていましてさまざまな賞も受賞していらっしゃるんですが一つ 申し上げると児童文学のノーベル賞ともいわれる国際アンデルセン賞作家賞 14年に。
意外ですね!そんなねアニメも お好きという上橋さんNHKの… 作品もありまして。 まさか 王獣っていうこの すごい獣あれが 交尾するシーンを ちゃんとやってくれるっていうのはNHKアニメで大丈夫なのかと思いましたけどちゃんと やってくれて…。 それで すばらしいアニメになっていたからもう 信頼感が すごくNHKにはあってやって頂けるという気持ちになりましたから。
その もう一つの申し訳ないはどうも 原作読者と私の間でバルサのイメージが違うんです。 「え?」って思って これは東出さんも そうなんですけれど私 今 私の展覧会が日本各地を回ってるんですがそこに恥ずかしながら今から この原作 書いたの実は 二十何年前なんですね。 その 二十何年前に描いたイメージを描いたボードがあってそのスケッチを見て頂くと「綾瀬さんだ」とか「東出さんだ」って分かって頂けるんじゃないかなっていう感じの…。
戦うシーンが好きなんですがそのシーンを ワクワクしながら待ってたんですけれどカシャルという呪術師なんですけどね若い 忍者のような格好をした人たちが戦うシーンで バク転やら何やらを繰り返すんですけれど本当に床には何も ひいてなくてしかも 天井が すごく低い。
私は 何かファンタジーって思われてしまうとちょっと 想像されるイメージが違うかなという気がしていて私が描いているのってさまざまな国例えば 東南アジアであったりあるいは 中央アジアであったり移民の問題からね 難民の問題からいろんなものに関わっていきます。 なので実は 「大河ファンタジー」という「大河」という言葉をつけて頂いた事の意味にはそれもあるんです。
でも メキシコでアンデルセン賞を頂戴した時に授賞式 メキシコで 大会の時に行われたんですけれどその時に 新聞記者向こうで言うところの大手の新聞記者の方にインタビューして頂いた時にやっぱり その メキシコの方から「バルサがですね」とかって言われるととっても不思議な感じがして「彼女の やっぱりとても コスモポリタン的な一つの文化にとらわれない」なんてすごい深い事を言われてしまい「すごいな よく読み込んで下さってるんだ」って…。
自分で書こう 作家になろうというのは どこから…。 漫画家になりたいあるいは 作家になりたいっていう気持ちがあって。 だから 作家としてちゃんと生きられるかどうかでも 生きられなかったら自分自身で生きていかなきゃいけないのでそれ以外の仕事もちゃんと持たなきゃという気持ちもあったんですね。 作家におなりになってですねもちろん 「精霊の守り人」そして 「獣の奏者」なども次々と ベストセラーを発表されて。 ちょっと これ 本当一部だけなんですけれども96年「精霊の守り人」で野間児童文芸新人賞。
日本だったら それが どこで受け入れてもらえるだろうと思った時にもう 子どもたちが楽しんで読んでくれればそれは すごく うれしいし大人が読んで下さっても全然 構わないしと思っていたのでだから 児童文学というふうなくくりで言われたりファンタジーって言われたりすると自分の中にあるイメージとはちょっと ずれるんですけれどもでも 「鹿の王」は例えば 本屋大賞を頂いたりしてさっき 2つの出版社で「守り人」シリーズが出てるっておっしゃって頂きましたけれど私の本は 大概 そういうふうに大人の出版…「大人の」って変な言い
まさに それに近いような形でいろんな人たちのアボリジニの経てきた経験をずっと ひもといていくのは人の記憶から ひもといていきそれと その当時の例えば 法律とか そういうものあるいはほかの資料とをやっていき歴史と ちょっと違うのは現在 生きている人たちから話を文化人類学の魅力で。
実際に その アボリジニの人たちのまさにコミュニティーに飛び込んでいってっていう事はいろんな まさに 異文化の…。 あと フリンダーズレンジっていう山のてっぺんの方で雨が ザンザン降ってた時に私 このあと 大失敗をしましてこれは 気楽に撮ってるんですけどこのあと 雨 降ってて私 キャンプの このテントのところに寝袋が くっついちゃってた。 しかも ガソリンが もう ほとんど無くなりつつあってジェリカンっていう ガソリンの缶を積んでたんですけれど 後ろに。