新たな方針の下で育てられおととし 大自然に放たれた自然に帰されるジャイアントパンダとそれを見守り 支える人々。 パンダ野生化プロジェクトが行われている…ここではセンターの中で生まれたパンダを野生に近い環境で訓練し最終的に 自然の山に帰す事を目指しています。 新たな野生化プロジェクトによってこれまで謎に包まれていたパンダの成長の過程が少しずつ 分かってきました。 野生化プロジェクトによって初めて明らかになったパンダの生態です。
野生のパンダは それぞれが縄張りを持ち 単独で生きる動物。 しかし 人間やほかのパンダと一緒に過ごすうちにサバイバルと警戒心の本能が失われていたのです。 野生のパンダと出会い 子どもを産む。 自然の山ではオオカミなど いろんな生き物が子パンダを狙ってきます。 野生化のためにはパンダが人に懐いてしまう事は絶対に避けなければなりません。 今日は 野生化訓練の成果を調べるあるテストが行われます。 パンダにつける首輪に小型の録音機をセット。
受信した信号を記録していく事でファージャオの様子がつかめました。 ファージャオの予想以上の成長ぶり。 これまでの成長の過程が詳しく報告されファージャオを自然に帰す事が決まりました。 このあとも ファージャオの追跡調査は継続して行われパンダ保護研究センターに報告されます。 ファージャオの健康状態を知る重要な手がかりです。 しかし １か月以上待ってもファージャオが檻に寄ってくる事はありませんでした。 最新の調査で ファージャオは放たれた場所から３０キロほど離れた山の中で順調に生活している事が分かっています。