ブームを率いるのは個性豊かな若手落語家たち。 古典落語一筋の江戸っ子柳亭小痴楽。 若手 No.1を決める新人落語大賞。 小痴楽が演じるのは主に江戸時代の庶民を描く古典落語。 伝統を受け継ぐ 正統派の落語で新人落語大賞の予選を突破した。 もう一人 今人気上昇中の若手落語家がいる。 この日の取材は女性週刊誌のイケメン落語家特集。 前座の修業は 古典落語というしきたりに反して新作をやりたいと申し出る。 成金のメンバーは 経験を積むため寄席以外の場所でも積極的に落語会を開いている。
終戦後 座布団一枚で演じられる落語は庶民の人気を集め数々の名人が生まれた。 「どうしたの お前さん」って…今年も古典落語で勝負するつもりだ。 キレのいい語り口の古典落語を得意とした。 豪快で義理人情に厚くまるで古典落語の登場人物そのものだった父。 16歳の時 小痴楽は落語家になる事を決意。 父が愛した古典落語の人情と笑い。 師匠 昇太に憧れ 新作落語にこだわってきたはずの昇々。 しかし 去年の演目には古典落語を選んだ。 実は これまで新作落語で大賞を取った例は ほとんどない。
落語家としての原点を見つめ直した昇々。 今年の大会は長年こだわってきた新作落語で挑む事に決めた。 育ててくれた恩人師匠の春風亭昇太さんだ。 会社の採用面接で極端に緊張する学生とこの日は決勝を控えた昇々の出来を気にして舞台袖に姿を現した。 自らも新しい落語を追い求めてきた師匠からのアドバイスだ。 自分だけの落語をぶつける。 本番前 小痴楽が手にしたのはあの父の手拭い。 自分の落語を精いっぱい演じきる事を誓う。 去年 昇々に厳しい評価を下した柳家権太楼さんが今年も審査員を務める。