時論公論「東日本大震災6年 何が復興を阻んでいるのか」山﨑登・松本浩司解説委員

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この番組のまとめ

政府はきょうの決定で、帰還困難区域などを除いて、避難指示が解除されるということになったんですけれども、その前提である除染というのは、進んだということなんですか。 除染がひとまず区切りを迎えたことから、住民の帰還の道が開けま福島第一原発が立地する、双葉町と大熊町を除いた地区の避難指示を解除することにしたものです。

次いで放射線量の低下、除染、どの程度の住民が戻るかの状況、働く場の確保、放射線の人体への影響に関する情報といった答えが多くなりました。 まずは、帰還したり、帰還を望む人は、高齢者が多いということを考えますと、医療機関、商店、スーパー、それに交通機関の確保といった、生活基盤の整備を急ぐことが、最も重要です。 震災で壊滅的な被害を受けた岩手県大槌町の現状を見ていきます。 避難生活も6年になりますと、健康状態、資金繰り、それから子どもの教育など、避難している、それぞれの家庭を取り巻く状況も、様変わりしています。

再建費用の4分の3を補助する、グループ補助金という補助金がありまして、これを受けた事業者へのアンケート調査が、毎年、継続して行われています。 大槌町には震災前、水産加工会社が18社ありましたが、震災で壊滅的な被害を受け、廃業・撤退が相次いで、設備は出来ましたけれども、働き手が足りません。 話を聞きますと、必要な人数の7割から8割しか、自分たちで販路を開拓しようと、地元の水産加工会社4社が、新たな組合を作りました。