そして この春赤い帰還困難区域を除く大部分の避難指示が一斉に解除されるのです。 少しでも早く住民の帰還を進めようと急ぐ飯舘村の村長。 あと２０日ほどで避難指示が一斉に解除されます。 一方 避難を続ける事への支援策は示されず６，２００人の住民全てが避難した飯舘村。 避難指示の解除を前に菅野村長は 生活環境の整備を急ピッチで進めています。 菅野村長は この機会にできるだけ村の魅力を高めて住民の帰還を進めなければならないと考えています。 避難指示を解除する基準は下回りました。
佐藤さんは 放射線への不安から娘を 福島市内の別の学校へ転校させる事に決めました。 避難指示の解除を前に村と戻らない村民との間で分断が深まる飯舘村の今をご覧頂きました。 取材を進めると 村の分断は原発事故の発生直後から原発事故後 ２人はたもとを分かつ事になりました。 原発から４０ｋｍ離れた飯舘村でも高い放射線量が計測されている事が明らかになりました。 当時 賠償基準の策定に関わった経済産業省の元幹部が取材に応じました。
訴えたのは 原発事故で傷つけられた ふるさとはもはや回復不能だという事でした。 こうした６年間の村の歩みこそが原発事故が引き起こした被害の本質だと考えています。 福島第一原発の事故では住民をできるだけ早くふるさとに戻す事を優先して賠償や除染の仕組みが作られました。 ♪～３ ２ １ ０！原発事故による避難指示が解除されたのはおととし９月でした。 しかし そのうち １３９億円は更に 残りのうち ２４億円は町に立地している福島第二原発関連の交付金や税金でした。