総合診療医 ドクターG「吐き気が続いている」

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この番組のまとめ

ずっと吐き気が続いていて最近は 何だか ふらふらして…お… な 直子!直子 どうしたんだ?おい しっかりしろ!おい 直子 大丈夫か?おい しっかりしろ!♪~患者を救え! ドクタージェネラル。 それで 66歳で ああいうふうになっちゃうって事は兵庫県神戸市立医療センター中央市民病院 金森真紀先生です。 さあ 今回の患者さんが先生の病院に来た経緯は?この方は吐き気が続くという事で右腹部のごく狭い範囲だけがなぜか鋭く痛むというこの男性。

その時期は レタッチという写真修整の作業が立て込んでいたんでパソコンの前で 作業をしながらお握りを食べていたと思いますあっ… 随分 痩せたと思います。 いいですか?鈴木君は パソコンに強くて写真のレタッチが抜群に うまかったんです。 おかげで うちで撮った写真は就職試験の書類選考を100%突破できるってSNSで話題になって…うわっ すごい!これ 私にできるかな~?おお 上達が早いね。 ねえ!それでは研修医の皆さん 疑われる病名を フリップに お書き下さい。 1か月 入院しましたね十二指腸潰瘍。

「椎骨脳底動脈解離」というのは血管が割れる病気ですね。 「椎骨脳底動脈解離」は脳に向かう4本の血管のうち後ろ側にある 椎骨動脈や脳底動脈の内側の膜が裂ける病気です。 命に関わる病気として椎骨脳底動脈解離を考えたが…はい。 じゃあ 「上腸間膜動脈症候群」。 「動脈」っていう名前が付いてるので血管に問題があるのかな というふうに思われがちなんですが血管ではなくその十二指腸の問題なんですよね。

普通の胃カメラではそんなに こう…十二指腸と胃のつながってる部分だけを ちらっと見てちらっと見て帰ってきてしまうので今回の場合 詰まってる所疑うのは もっと先なんですね。 おう吐などで 十分な水分をとる事ができないと山野さんは6か月前から痩せ始め1か月半前に上腸間膜動脈症候群になって吐くようになったとすると…。 造影剤って血管から注射して入れるんですけれども血管を分かりやすくするんですね。 造影剤を注入し CT検査を行うと血管が白くうつります。

山野さんが 1か月半前から吐くようになったのは痩せた事で上腸間膜動脈症候群になった事が原因だとは考えにくい。 一方 腫瘍など何らかの原因で十二指腸が詰まり吐くようになった事で急激に痩せたと考えると1か月半前までは それほど体重が減っていないはずだ。 1か月半前 そのスカートは?ここは十二指腸が狭くなっていてここが大動脈これが上腸間膜動脈で…。 え~と 田中さんの方から「十二指腸粘膜下腫瘍」という。

胃や十二指腸など 他の臓器に囲まれているため見つけにくく十二指腸を塞いでいる腫瘍が良性ならそれを取り除けば 完治する。 しかし膵臓がんが進行し十二指腸を塞いでいるなら事態は深刻だ。 このカメラを十二指腸の奥まで入れれば内視鏡の画像を見てみたいと思います。 あれは膵臓そのものではなくて膵臓がんのリンパ節が転移して大きくなってるものがほんとに十二指腸の脇にあってそれが狭くしているという…。