私がいるのは熊本城を築いた戦国武将加藤清正を祭る加藤神社です。 地震直後から お城には入れなくなっていましたが今は ここまで来て こうして熊本城の天守を見る事ができるようになりました。 去年の地震だけでなく 何度も大きな危機があった熊本城。 今夜は 最新の様子そして 去年お伝えした内容も振り返りながら熊本城の物語 お送りします。
熊本城は 攻め入る隙のない鉄壁の要塞だったのです。 加藤清正が豊臣家への思いを込めて築いた熊本城。 お城で調査を担当されている熊本城調査研究センターの鶴嶋俊彦さんです。 今度 修復に向かって天守等の工事をしますがやっぱり大型車両がどうしても必要になります。 時は 江戸時代の初め熊本城が造られて20年ほど後の事。 この地震により 熊本城は壊滅的な被害を受けます。 忠利は 初めて見る熊本城にいたく感動します。 しかし その後も熊本城を取り巻く状況は平穏ではありませんでした。
それでも 熊本城の修理は江戸時代を通じて決して 絶える事なく続けられていたのです。 かかれ!オー!加藤清正が築きその後 一度も戦いの舞台となる事はなかった熊本城。 かつて 熊本城に60あったという櫓は…その後 ほとんど修理される事もなく荒れるまま放置されました。 熊本城の歴史を研究する富田紘一さんはそんな思いが 人々の間で湧き上がっていったのです。 熊本城の天守は 古い写真でしか見る事のできない憧れの存在でした。 松崎さんは 株で もうけた財産のほとんどを天守再建の資金として寄付する事にしたのです。