NHKスペシャル 激震トランプ時代 第2集▽炎上ヨーロッパ~広がる自国第一主義

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この番組のまとめ

しかし、ヨーロッパ統合の最後のとりでといわれるドイツでもトランプ大統領への共感が広がっています。 その自国第一主義をここフランスで体現しているのが極右政党・国民戦線のルペン氏です。 ヨーロッパの統合を進めてきたEUがフランスを危険にさらしている。 ルペン氏の人気にフランスで暮らすイスラム教徒の間では危機感が高まっています。 国民戦線幹部のジャンラン・ラカペル氏です。 党員たちには人前では過激な言動を慎むようフランスのメディアはラカペル氏を「国民戦線の掃除屋」と名付けました。

クリスチャンヌさんの家族は長年左派政党を支持してきました。 クリスチャンヌさんの叔父は第二次世界大戦でナチス・ドイツの捕虜となり4年間強制労働を強いられました。 その背景には高止まりする失業率や景気回復の遅れなどが挙げられると思うんですがルペン氏はこうしたEUや移民に批判の矛先を向けることでこのマグマを巧みに自分への支持に取り込んできたといえそうです。

もし、この両氏が決選投票に進んだ場合はフランスからEUに否定的な大統領が誕生することになります。 大沼EU最高幹部の一人ヨーロッパ委員会のティメルマンス第一副委員長です。 その一番の例が難民問題だと思うんですけどシリアなどから急増する難民に対してその加盟国が受け止めきれない数々の事態に見舞われてきたのも事実です。 それでも、最後のとりでとして難民の受け入れなどに取り組んできたのがもう一つのヨーロッパの大国ドイツです。 こうした理念のもとドイツでは難民を受け入れる施設を数多く用意しました。