あの日 あのとき あの番組「勝負~将棋名人戦 その裏側に迫る〜」

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この番組のまとめ

江戸時代にまで遡ります昭和を代表する名棋士中原 誠名人に森 二八段が挑んだ36期名人戦のドキュメンタリーです名人を倒そうと揺さぶりをかける挑戦者こんにちは。 森内さんは名人戦には 12回 出場されて名人位には 8期在位をされていたという事で名人戦のしれつな戦いというのを何度も経験されていらっしゃいますけれども棋士の方にとって名人戦というのはやっぱり 特別なタイトル戦ですか?そうですね。 名人戦は 将棋界の中でも最も伝統のあるタイトル戦で400年以上の歴史があるんですね。

相手が そこで時間使ってくれれば持ち時間が限られてますから。 相手の時間がなくなっていく訳ですよ。 相手に長考されるとワクワクしてきちゃう。 自分で長考してる時はちょっと苦しいですよ。 自分で長考してる時は 何かね嫌な気持ちですけどもね。 絶対 僕はね 自分の顔がこれほど変わるのが不思議でしょうがないんですけどもね。 ふだんはね 結局…ふだんの顔っていうのは僕は 自分の本当の顔じゃないと思ってるんですよ。 試合やってる時はね 本当に 何か自分が生きてるっていう充実感がある訳ですね。

本当に 負けてばっかじゃ生活できなくて何か アルバイトでもしながらねやってるっていうんだったら本当に厳しいんですけどねもう 本当に負けちゃってる人でもなんとか かんとか将棋だけで生活してますからね何か ぬるま湯みたいでね面白くないんですよ 僕は。 以前 名人戦で自分が考えてる時に対戦相手の方が 扇子でカチカチ鳴らしてらっしゃる方がいらっしゃったのでちょっと気になって そこでやめて頂けないかって事をお願いした事はありますけども。

4局目以降は名人が3連勝して結果的には 4勝2敗で防衛という事になったんですけども森先生も そうですね髪の毛が伸びるにつれて中原先生の調子が上がっていったという感じで。 名人位につかれて「あっ これが名人か」っていうご自身なりに 何か考え至ったものはありますか?やっぱり チャンスはそんな何度も来ないと思うんでそれを生かせる運も必要ですしタイミングですよね 本当に。 ちょっとした事で全然 人生は違ってきますので将棋の世界でも同じでちょっとしたチャンスを生かせるかどうか そこが勝負なのかなと思います。