今回のドクターGは北海道室蘭市本輪西ファミリークリニック草場鉄周先生です。 草場先生の診療所があるのは…おはようございます。 診療所を訪れる患者にとって草場先生は家族ぐるみで何でも相談できる存在だ。 …だと 草場先生は考えている。 さあ 渡邊先生 どうでしょうか?1か所のというよりはいろんな場所を痛がっているという事ですので 血管炎とか膠原病というものとかですね全身的な病気が まず考えられるのかなという印象です。
はい 私は「反応性関節炎」を考えました。 私も「反応性関節炎」を考えました。 私も「反応性関節炎」を考えました。 ここからは ドクターGと研修医の真剣勝負 カンファレンス スタート!はい それでは3人とも同じ病名が出ましたけどもじゃあ 野村先生。 はい 反応性関節炎は性感染症などで起こる事が一般的にありますけれどもそれがきっかけとなって免疫が自分の関節を攻撃してしまうという状態になっています。 反応性関節炎は ある種の感染症にかかった事がきっかけで結膜炎になって 目の充血や痛みが出たりする事があります。
A型肝炎ウイルスは 水や食べ物など主に口から感染しおう吐や下痢などを伴います。 じゃあ 他の肝炎はどうですか?発症の経路とか そういったところでは何かありますか?B型肝炎っていう事でもちろん感染経路というのが…かつては ウイルスに汚染された注射針による予防接種や輸血での感染が多く見られましたが現在は主に性交渉で感染します。 それでもまだ可能性を残さなければならない病気があるのか?全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどの自己免疫性疾患の場合…それをどういうふうな状態と言いますか?潜伏でもねえし…。
子供がほしいってなったら当然避妊をせずに性交渉するわけですから絶対に結婚したらもらうって事ですか?だから かかっていない人はかかる可能性があるんであれば…なるほど。 ただ 圭子さんも感染している可能性があります。 B型肝炎ですか?あちこちの痛みもそれが原因だったんですか?圭子さんも感染している可能性があります。 うつしたという可能性もあるかもしれないし圭子さんから廉さん…こういう可能性もあると。 感染源となった人を特定できれば…誰に対して血液検査を次やるかって事ですよね。
しかし 母親から生まれる時にうつる母子感染の場合には基本的に…この中にですね 実は ウイルスが直接肝細胞を攻撃するのではなくて肝細胞の中にウイルスが入っていくんですね。 母子感染で 赤ちゃんの時にB型肝炎ウイルスに感染しても肝炎の症状は現れず無症候性キャリアになります。 これは 母子感染で無症候性キャリアになったとすれば説明がつく。 逆に 廉さんが母子感染だったとするとどう考えればいいのか?廉さんが母子感染した可能性は…。
B型肝炎の母子感染を防ぐため1986年から出産を控えた母親は全員B型肝炎ウイルスの検査をする事になりました。 ここが この可能性が低いとなると陽性 陽性の結果から考えるとやはり お父さん お母さんから圭子さん そして廉さんという形で伝わっていった可能性が一番高い。 へぇ~ すげえ!妊活をしていてそこで感染した可能性も高いしB型肝炎の全身の関節炎もある。