第56回NHK杯体操「男子個人総合」~東京体育館から中継〜

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この番組のまとめ

先月の全日本選手権の上位30人がこのNHK杯に進出してきました。 今日のNHK杯で優勝、または2位に入りますとNHK杯、この終了時点で今年の秋に行われる世界選手権の代表に決まります。 個人総合で戦う30人はその中で、全日本のときに上位6人だった選手たち1班で戦います。 全日本のときの持ち点がほとんど特に上位はないという差の中でNHK杯5位で進出してきました。 技の難度を表すD得点出来栄えを表すE得点そこから、ラインオーバーなどの減点が加わったものがその選手の得点になります。

E得点は10点満点からの減点で各選手の出来栄えが評価されていきます。 トータルの得点は全日本との合計得点を表しています。 白井健三、得意のゆかでまずアドバンテージを作りたいところ。 D得点が7.2という飛びぬけて高い演技構成を組んでいるこのゆかで、しかも実施も見事です。 体が締まって、最後少し足割れがありますが初優勝を目指すと公言して臨む今年のNHK杯、田中佑典。 余裕がありますね、白井選手。 ゆかでは白井選手は圧倒的に強いですので終わってほっとしていると思いますね。

構成で言うと平行棒は少し全日本の予選でミスがあったので確実にいきたい思いがあって体力に余裕を持たせてやるという形で作り上げてきました。 やはり平行棒、鉄棒の着地をしっかり止めきる辺りだとかつり輪のEスコアが全日本では低く出てしまったのでそこをしっかり秒数を止めることだったりとかはっきりとした実施をすること。 NHK杯も航平さんとの差を考えるのではなくて、全日本で少し評価されなかったところを自分の中で直していく試合にしていきたいなと思っています。

南波星野さん、白井を指導する日本体育大学の畠田監督なんですが跳馬終わりでトップに立つにはあん馬が注目と話しています。 白井はどちらかというとゆか、跳馬のスペシャリストからそして、今は個人総合で戦える選手になりたいということであん馬、つり輪もかなり練習をしてきているそうなんです。 あん馬、このあとの1班の演技順ですが同じ大学3年生の谷川航から始まって2番目に白井健三さらに田中佑典4番目に内村航平さらに神本、武田と続きます。

国内で一番美しい体操をしていると自負しているという話もあった、田中佑典。 この美しい体操でリオデジャネイロオリンピックの団体金にも貢献した田中佑典。 田中佑典も力を本人もポイントと掲げているあん馬。 1種目めいいスタートになりましたコナミスポーツにこの春入社した神本雄也。 高難度といえるE難度以上の技はこの神本のあん馬には入っていませんでした。 スイングが止まってしまいましたので大きな減点になると思います。 落下しますと1.0の減点ということで大きく上位争いからは後退しかねない状況なんですが。

全日本の躍進も本当に印象的でしたこの大学3年生世代ということでNHK杯にも5人が進出してきています。 従来の体操で言いますと鹿島さん15点というのが1つ、各種目の高得点というふうに言えたんですがそれぞれの種目で0.5ずつ下がってそして、跳馬も多くの種目が0.4難度が下がりましたので今の目安で言いますと14.5以上が出るとかなり高い得点と。 その中で、各選手がかなり出来栄えというところも意識をしているようですが。

2種目、今日終えた時点で現時点でトップ。 中水平の角度も減点対象になりますのでしっかりと姿勢を決めています。 屈伸の技が続きましたが非常にポジションもきれいです。 ポジションが非常にいいところでやっています。 つり輪でも実績を残してきている神本は個人総合では今2種目を終えた時点で9位。 ここからつり輪あるいは平行棒と得意種目があります。 2種目めを終えた時点で6位の武田一志。

現時点での暫定の順位をご紹介していますがすでに演技を終えた内村と白井の差が0.2というここまでの差。 田中佑典がトップとの差を縮めて今、内村がトップですので1.35という差にまでしてきています。 今、田中佑典と白井の差は1点以上あるんですが田中佑典はこのあと平行棒、鉄棒が力がありますので特に、この3人は2位争いというところ今の状態でいきますと最後まで激しく争うことになってきそうですね。 以下、後半、力のある田中佑典武田などが追う展開です。 前方着地、難しいんですが谷川選手、その辺り、得意ですね。

全日本のときと同じくE得点9.2という高評価。 3種目を終えた時点でトップですが2位、白井との差はわずか0.2。 内村14.450ということで現時点ではトップ。 そして、徳洲会体操クラブの武田一志。 谷川航、種目別も視野に入れていますので2本跳ぶことになりますがしっかりと立ちました。 どちらもレベルの高いところですのでそのところを悩めるというのも白井選手の強さですね。 内村に0.2という差で残り2種目白井の頂点の可能性も少しずつつぼみが膨らみ始めてきました。

長谷川選手はあん馬が得意な選手ですが平行棒、どうでしょうね。 おととしの世界選手権では代表入りを果たしましたがけがのため、出場はできなかった長谷川。 ただ、長谷川も得意のあん馬などを加えて徳洲会に進んでからは各種目、力をつけてきているそんな選手です。 ご覧のメンバー、この中でも世界選手権あるいはオリンピックに出た今の日本の層の厚さが垣間見えるそんなところかと思うんですが長谷川の得点は13.900です。

1つのミスで平行棒、鉄棒も順位がまた大きく変わる種目になってきます。 改めて世界選手権のこの秋行われる大会の代表の選考方法ですが今日の個人総合の上位2人がまず自動的に代表に決まります。 今、2008年から個人総合6種目戦った中では39連勝。 世界選手権の6連覇オリンピックも2大会連続の金。 鉄棒では倒立にはまる技がありますので3年ぶりの1班での演技武田一志。

まず谷川航そして、このあとが現時点トップの白井健三。 このあと白井健三。 ですので、内村が14.450というのは全日本で出した得点と全く同じ得点なんですが全日本の得点が出ますと逆に言いますと内村が白井と並ぶということになります。 白井、この時点でトップを守ってまず白井の世界選手権の代表が事実上、確実になりました。 得点は14.800!内村、逆転!そして、世界選手権の代表個人総合でつかみましたこの2人です。 そして2位、白井健三。