クローズアップ現代+「“新たな”アスベスト被害~調査報告 公営住宅2万戸〜」

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この番組のまとめ

大手機械メーカークボタの工場周辺でアスベストによる住民の深刻な健康被害が判明し死者数300人を超えたクボタショックから12年。 そのアスベストの健康被害が社会問題化したのが、平成17年のいわゆるクボタショック。 斉藤さんは、アスベストの調査・研究を続けているNPOが斉藤さんのこれまでの生活環境を調べた結果以前暮らしていた県営住宅に原因がある可能性が浮かび上がりました。 微量のアスベストを含む建材を使用したUR・都市再生機構などの住宅も合わせると、少なくとも2万2000戸に上ることが分かりました。

VTRでご紹介したアスベストが吹きつけられていた公営住宅の地図です。 今回、NHKと共に全国調査に当たった、医師の名取雄司さん、今回、一人の女性の発症を契機に明らかになったわけですけれども、この住宅のアスベストによる健康被害のリスク、どの程度のことだと受け止めればいいんでしょうか?建物のアスベストの吹きつけのある建物の濃度っていうのは、大体リットルでいうと、0.数本とか、20本とか。

昭和63年に当時の厚生省と環境庁が、公営住宅のアスベストの対策を求める通知を出しましたが、これは強制力はありませんでした。 団地名、アスベストの使用箇所、期間などの情報が載っていて、確認することができます。 海外でアスベストの危険性が指摘され、日本でも、ようやく規制の動きが出始めていたころいち早く行動した住民がいました。 当時、アスベストが使われていた川越市の教職員住宅で暮らしていた、内田秀人さん。 クボタショックのよくとし長男が通っていた市の保育園でアスベストが除去されず天井裏で散乱していたことが発覚。