今回のドクターGは日本医科大学武蔵小杉病院勝俣範之先生です。 がんを総合的に診ようというのが腫瘍内科の役割なんですね。 腫瘍内科医勝俣先生のもとには肺がん 乳がん 大腸がんなどあらゆる がんの患者が訪れる。 今回の場合は セカンドオピニオンを受けるために先生のところに?そうですね。 セカンドオピニオンというのはあらかじめ紹介状を書いて下さるので前のお医者さんの画像のデータとかですねそれを全部見てから診察をすると。
病理診断の結果腹水から がん細胞が出ました。 ここが肝臓ですが 肝臓をはじめ内臓と腹膜の間で潤滑液の役目をしているのが腹水です。 治るんでしょうか?治療法は原発巣を見つけないと決められません。 原発巣によって 胃がんや大腸がん卵巣がんなど小野さん検査室の方へお願いします。 泌尿器や婦人科の専門医の意見ももらいましたが治療はできるんでしょうか?先生!どんな苦しい検査でも受けますからもっと詳しく調べて下さい!お気持ちは分かります。
さあ 竹村先生何か見えましたか?えっと… 腹水が非常にたまっていたぐらいで明らかに…がんでなけりゃいいのにな~と思うなぁ あの人。 さあ それでは一斉にお出し下さいフリップ オープン!さあ 竹村先生から発表してもらいましょう。 はい 日比野先生。 はい 佐々木先生。 まずは日比野先生。 血管内リンパ腫というのは症状は…腹膜に転移して…未確認飛行物体。 この方のように…結核性腹膜炎や クラミジア感染症なら可能性がある。
実際に CA125高いってのはいくつかあるけどどれが一番特徴的か知ってますか?卵巣は腹膜の中にある臓器で女性ホルモンを分泌します。 VTRの先生は 卵巣がんの可能性は疑わなかったんでしょうかね?どうですかね?婦人科も受診されていたようなので…。 そうですね VTRで婦人科受診もしてましたですよね。 専門医の婦人科の先生にそう言われるとそれを追求する事はないと思います。 竹村先生が挙げた 原発不明がん。
原発不明がんの中でも特殊な病状ですし非常に治療効果が高いのでもう別の名前にしましょうってなったんですね。 全てのがんを横断的に診る事ができ抗がん剤に精通した腫瘍内科医が担当すれば的確な診断と治療が行えます。 最新の医療情報に精通した腫瘍内科医は非常に少ないと言われています。 そのうち 原発不明がんの患者は少なくとも2万人いると推定されています。 腫瘍内科にかかった事で86人が原発不明がんと分かりました。