敵のミサイル基地を攻撃する「敵基地反撃能力」。 日本を狙うミサイルを発射前の段階で破壊するのは専守防衛の範囲内だと主張したのです。 今ありました、敵基地攻撃能力、改めて論点を整理したいと思います。 まず、日米の安全保障に精通している岡本さん、この敵基地攻撃能力、憲法や専守防衛の兼ね合いはどうなのかという声もありますけれども、これは持つべきでしょうか。
敵基地攻撃能力の一番大事なことというのは、向こうが1発目を東京に撃ってきた、ああ、やられちゃった、ああ、2発目は大阪に飛んできた、あっ、またやられちゃった。 今回の兵器を持つことが、もし実現をすれば、従来、平行線で動いていたものが合体するという話になるわけで、つまり敵基地攻撃を持つことが、法理論的には正しいんだから、それでしかも、北朝鮮の脅威を考えれば持つべきだという、そういう論理ですから。
今回の提言案では、その防衛費について、GDPの2%という、当初、メンバーの間からはこれまで1%程度で推移してきた防衛費の大幅な増額を数値目標で示すべきだという声が上がっていました。 中谷氏は安全保障環境の変化に合わせて防衛費を増額していくべきだという意見でした。