桂文珍の演芸図鑑「仲代達矢、酒井くにお・とおる、春風亭一之輔」

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この番組のまとめ

そして 春風亭一之輔さん。 という事はやな あれだろ?何かしら 私のせいでくにおのオッチャンのせいで婚期が遅れたって自覚してる訳や?関係あるか?いや 気色悪いオッチャンがおるから婚期が…。 実はね うちの娘今度ね 来月ですけど結婚披露宴やるんですわ。 何してんのんや あんた?新婦の主賓の挨拶してんのや。 それは あかん あかん!主賓の挨拶は会社の上司にやってもらうんで。

だから 主賓の挨拶も乾杯も決まってるからあんた ほかの事を考えて。 例えば 藤山寛美さんとかやんねん。 ああ!それでは 藤山寛美さんで…。 くにおの伯父さんにお願いしたんは主賓の挨拶でも乾杯でも余興でもないのよ。 何かこう 家族の連中も不思議に思ってましてね日曜日なんか 子どもが「どこ行くの?」とか言って「仕事だよ」って言ったら「落語だろ」なんて事 言われたり。 かぼちゃ 仕入れといたからなそれ担いで 売って歩くんだ天秤棒でもって」。 「天秤棒だけ担いで どうすんだよ。

「うるせえ この野郎!何だい 人 捕まえてかぼちゃって」。 でけえ声で『かぼちゃ』って どなるよりよ『唐茄子屋でござい』って言ってみろ。 「本当か? 唐茄子屋でござい!うそつき! 売れねえじゃねえか」。 そんなな 怒り調子じゃ駄目だよ。 調子よく言うんだい」。 「ヘヘッ トウナスヤデゴザイ」。 「あのね そういう調子よさじゃないんだよ。 高調子で伸ばし調子で言うんだよ」。 「唐茄子屋で~ ございってんだ」。 唐茄子屋でござい。 唐茄子…。

面白え野郎だな。 唐茄子屋。 面白え野郎なんだけどどうする? 買う?あっ そうかい。 え? 本当 しょうがねえな。 「えっ 本当に?ありがてえな こりゃな。 「本当か本当か。 「ばあさん 『みつをみたいね』って喜んでる場合じゃないよ!何だ そら おい え? お前上 見た… 空 見てたのか?そら見た事かじゃないんだよおい!ばあさん笑ってる場合じゃないよ お前。 それを知らねえで買うやつはバカだって話だけど掛値しねえで どうやってな女房子 養うんだよ?」。 「あたいは 女房子なんかいねえから」。

「元が二十歳で 40が掛値だ」。 「だって 掛値しねえと女房子が養えないよ」。 今日までず~っと やってこられて支えになったのはどういう事ですか?そうですね 僕 基本的にはあまり 役者向きでない性格で俳優座っていう所へ入った時に先輩先生の小沢栄太郎さんがですね「おしゃべりになれ」と「役者は おしゃべりにならんと駄目だ」と。 シナリオのセリフを ベラベラ。 でも 「私は 俳優志望者でその先輩の中で 宮崎さんと ね。 2年先輩の宮崎恭子と結婚するんですけど向こうから来ると こう顔背けてねちいちゃくなる。

でも 役者教育って実は 僕たちの周りからそのころ 21年前に亡くなった女房が いい役者が…役者でありながらいい役者が好きでそれが 我々の周りから生まれたら非常にいいなと思って始めたんですけど40年になります。 でも 私は 女房亡くなって子どもも いませんから独居老人でいますと今 下に朝7時ぐらいになると若い人に教えるんじゃなくて…」。 役者になるっておっしゃった時にお母様は何ておっしゃったんですか?そのころは 俳優座の生徒でも俳優学校でも勘当そのものですよ役者になると言ったら。