伯爵一家は ヘンリーが出場するレースに招待されました。 病院の経営から外されたバイオレットはダウントンを離れます旅に出たのよ。 パットモアは ホテルの経営者に…。 今の私は 幸せ?パットモアさん あなたハウトン・ル・スカーネに家を持ってますね?ああ ちっちゃなホテルを始めたんだ。 宿泊客の中に医師のフレッチャー夫妻は いましたか?ああ。 えっ!?ドリット夫人の夫が 不貞行為でマキッドを訴えたんです。 詳しいことはパットモアさんに聞いて。
気の毒なパットモアさん。 ヘクサムが亡くなったの。 ヘクサムとは?去年 ライチョウ狩りに行ったブランカスター城の当主よ。 イーディスと おつきあいしているペラムさんがその城の領地管理人なの。 でも…遺体を運ぶべきでは?それは 新しい侯爵が決めることよ。 バーティー・ペラムがヘクサム侯爵になるのか?ええ。 だけど 侯爵は若いしバーティーが継ぐ可能性は低かったのよ。 バーティーが侯爵ならイーディスは…。 亡き侯爵との関係は?アァ… ごく遠い親戚だったのよ。
メアリーは もう別れたしイーディスの結婚もまだ分からないわ。 それは そうだが不幸だったイーディスにやっと 運が向いてきたんだぞ。 彼は魅力的だしすてきだと思うわ。 「魅力的」? そんな言葉でごまかすなよ。 だったら マシューとは?なんで 結婚したんだ?あのころは 若くて自由だったからよ。 無理強いはできない。 トニー・ギリンガムがいなくなってからというものどちらかの娘だけでも いい家に嫁がせたくて 必死ね。 そんなに「侯爵」の肩書が大事なの?お前も子供を持てばこの気持ちが分かるだろう。
でも 母は得意顔です。 ご本人が どう 名乗ろうと自由だが我々にとって あの方は今や 「ヘクサム」だ。 残念ながら この家に芸術家はいないな。 お母様以外のご家族はどうなさってるの?いません。 さっきの「得意顔」は 冗談にしても自慢の息子でしょうね。 こちらは 今日から 歴史と文学を教えてくださるモールズリー先生だ。 今学期 みんなと勉強するのは1642年の内戦から アァ…。 1642年の内戦から名誉革命までだ。 第7代ヘクサム侯爵が伯爵令嬢と結婚。
これじゃ結婚相手としては 失格だわ。 タルボット様です。 実は ダラムへ行ってきた帰りなんですが 気が付いたらこちらの門をくぐってまして。 ダラムへ 何しに?ああ その いろいろと 車関係で。 あの痛ましい事故以来だな。 少しは落ち着いたかね?今夜は お泊まりになったら?いいかな?タルボットさんは 急いでお帰りになりたいんじゃない?いや 別に。 野宿でも しろと言えばよかったの?ダラムの帰りなんだから何か考えてたはずよ。 ダラムへ行ったなんて どうせウソさ。
メアリー様は 自分が主導権を握るのが好きだからな。 なんで 笑うの?自分の見立てが間違ってたと妻が認めたからさ。 はい 旦那様。 パットモアさんの様子は?まだ ひどく落ち込んでいますが打つ手がなくて。 パットモアさんは大喜びすると思います。 男というのは あらゆる選択肢を検討せずに急いで 結論を出そうとするんです。 では こういう選択肢は どう?マートンと私を復縁させたいならラリーに 私たちの交際を認めさせて。
自分で 駄目にしてしまったわ。 どうして イーディスや 自分の幸せを潰すようなマネをするんだ?自分の中にある孤独や 恐怖心を紛らわしたいだけだろ。 私は 彼の程度に合わせて自分の身を落とす気はないわ。 自分が惨めだからってハサミを借りようと思って来たの。 とにかく 私をあなたは 昔から 陰険で嫉妬深い 意地悪女よ。 この性悪!自分を不幸にするだけじゃ足りなくて 私まで巻き込んで!今度も また 間違いを犯したわね。 パットモアさんがお話ししたいそうで。
せっかくの将来のための大きな投資を 無駄にはさせられん。 「どうか 自分の分まで成功してほしい」って。 アンナが 先生を呼びに行ったわ。 大事なのは自分たちの国を よくしたいという その気持ちなんだ。 国を動かすのは 上流階級だよ。 教育は 上流階級だけのものじゃないんだ。 使用人ってこと?そうさ。 ママも使用人なの。 トラビス牧師の所で働いてる。 これでも まだ バローを解雇して人件費を抑えるつもり?今のは 口が過ぎるぞ。 クラークソン先生を見たけど何しに来たんだろう。
復縁の可能性は?イーディスは諦めてるわ。 ご自身は? タルボット様のことはいいんですか?あなたまで やめて。 彼が 何か?ハァ… タルボットさんをここへ呼んだりしつこく 結婚を勧めたりするのよ。 でも タルボットさんは私に ふさわしくないわ。 彼女の本名は?口座名もペンネームと同じ「カサンドラ・ジョーンズ」です。 コラムが成功したから 原稿料を上げてほしいと言うので会って 相談したいと返事したんです。 でしょ?でも 彼女相当な秘密主義みたいだから偽者を寄こすかも。