これでわかった!世界のいま ▽貿易で火花!舞台裏は 開幕直前のG20を展望

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この番組のまとめ

ぴんとこないG20ですが今週7日からドイツのハンブルクというところで2日間にわたって行われる首脳会議のことです。 きょうはこれについて見ていきますがこのG20などの取材経験も豊富な国際経済担当の小宮デスクです。 に1回だけ先進国から途上国まで20の国と地域から代表が集まって環境問題とか経済とかG20なんとかっていうのをよく聞くなというのは日本の北海道洞爺湖でサミットが開かれた際は私も取材をしていたんですがその内容を知るために半年ぐらい前から会議を行っている人に密着取材をしたこともあります。

これまでG20サミットというのは自由貿易を公正なルールでアメリカを中心に進めていこうというグループとアメリカや日本ではなく中国を中心に進めていこうというようなグループで張り合っていたんです。 トランプさんは繰り返し言っているんですがアメリカ第一主義この考え方が保護主義なんです。 つまりトランプ大統領に公正な自由貿易の大事さに気付いてほしいということです。 本来その自由貿易側だったはずのアメリカがトランプ政権になって保護主義を主張するようになってしまいました。

でも現実はトランプ大統領がこのTPPを離脱したのでアメリカというのは、結局、38.5%のままなんです。 これに対してトランプ大統領は日本の安全基準が厳しくてアメリカ車が日本市場に入れないなどとでも安全基準は厳しいほうがいいけどな。 安倍総理はトランプ大統領の嫌いなオバマ大統領の置き土産でもあるTPPという単語を一切出さずにTPPの重要性を訴えていかなければならない、こういうつけてくる国がいるからなんです。

この人はレーガン大統領の時代に次席通商代表というのを務めた超こわもてで、こういう人を選んだ時点でアメリカ第一主義という旗を簡単に降ろすということは考えにくいと思いますし一筋縄ではいかないかもしれません。 今回、G20ではアメリカ、ロシア、中国、韓国など多くの個別の会談も予定さ安全保障などで結束したメッセージを打ち出すことができるのか大きな節目となりそうです。