記録的な豪雨によって、各地で道路が寸断され、孤立する住民が相次いでいます。 福岡県朝倉市の市役所に田中キャスターが行っています。 対策本部によりますと、今夜は自衛隊は夜通し救出活動を続け、状況の把握が難しい中、現地の人たちはツイッターなどのSNSを通じて救助を求めるなど、情報発信を続けていました。 例えば、福岡県朝倉市杷木地区。
水蒸気を大量に含んだ空気の場合、高度が低くても水滴が発生し、雲になるといいます。 さらに坪木さんは、大量の水蒸気が発生した要因について、海水温の高さを指摘しています。 今回、このように大量の湿った空気、こちらが緑が脊振山地ですが、こちらに当たることによって、まさにこの赤い紫色、今回の記録的な豪雨の要因だったのではないかと見られているんです。
田中キャスターが見てきたように、今回、多くの場所で土砂災害が発生していまして、国土交通省が把握しているだけでも、少なくとも15か所に上っています。 土砂災害のメカニズムに詳しい、池谷浩さんにもお越しいただいています。 池谷さん、各地で土砂災害や浸水下流に流れ下っているんです。 それから下流側はといいますと、その水がオーバーフローすることによって、その土砂が土石流化する可能性があります。
そして日田でもご覧いただきましたけれども、一部では大規模な、いわゆる深層崩壊と呼んでいる現象も起きているわけです。 この深層崩壊というのは、どういう現象なんでしょうか?崩れる土砂の層ですね。 ですから、この数多く出た崩壊、山崩れや深層崩壊が起こったということは、言いかえれば、数多くの崩壊が起こった理由の一つも、多量の雨が降ったということの原因だと思いますけれども。